らくだの日記

読んだ本の感想や、書いている小説についてのあれこれを語ります。

先月読んだ本(「ピエタとトランジ〈完全版〉」など)。

 あんまり読めていないけれど、漫画を1冊しか読んでいないだけで活字はいつも通りです。

 

4月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1254
ナイス数:42

BEASTARS  18 (18) (少年チャンピオン・コミックス)BEASTARS 18 (18) (少年チャンピオン・コミックス)感想
衝撃の展開…。復学はしないのかー。世界の成り立ちとビルの成長、ビースターズ、レゴシにとって正直かわいいキューに、イマジナリーキメラなるもの…。イマジナリーキメラ辺りの展開でだいぶ動揺したけど、これは、大丈夫な展開だろうな…。おまけ漫画もカバー下もとてもよかった。
読了日:04月12日 著者:板垣巴留
永遠の森 博物館惑星永遠の森 博物館惑星感想
面白かった。知識が溢れんばかり。かといって衒学的でもなく、物語を豊かにするために必要十分に配置されている。博物館惑星というシリーズなのだから当然なのかもしれないけれど。様々な芸術的品や技が運び込まれてくる博物館惑星を舞台にした連作短編集。主人公の妻がいつも名前だけで軽く扱われていて、最初から結婚すんなよ…と思っていたら、無駄のない構成だった。美和子が作る次の時代、何だか怖いような楽しみなような。シリーズの次の巻も楽しみ。個人的には冴えない図形学者がとてもユニークで好ましくてよかった。
読了日:04月13日 著者:菅 浩江
ピエタとトランジ <完全版>ピエタとトランジ <完全版>感想
面白かった!ギャル系女子高生ピエタと、地味な天才女子高生トランジの、長い長い人生の記録。ピエタは助手、トランジは探偵。でもトランジは事件を誘発させる性質を持っていて、周りでガンガン人が死んでいく。擬似家族強盗殺人事件まではまあまあ普通だったのにどうしてこうなった。疫病のように殺人が広まっていく様はいっそ爽快。ギャルだったピエタが明るく軽いノリの老女になって、それでもトランジが大好きな辺り最高。構成もよかった。最初の短編が最後に来るっていうのが時間が一気に巻き戻るようで。確かに最高の女子バディものだ。
読了日:04月19日 著者:藤野 可織
時間をもっと大切にするための小さいノート活用術時間をもっと大切にするための小さいノート活用術感想
面白かった。著者の小さいノートへの熱量が伝わってくる。わたしも記録魔で、何でもスマホGoogle KeepやEvernoteに入れているけれど、著者はそれを全部小さいノートに書きつけているらしい。残るってことは確かに嬉しいし読み返して楽しいからわかる。著者はノートをつけるなら全部一冊に、と言っていて、別のノート術の著者も言っているから確かなことなんだろうけど、わたしにはできないかもなと思った。何故なら整理癖があり、ノートはスマホアプリに入れたものの清書のために使っているからだ。
読了日:04月28日 著者:髙橋拓也
虹いろ図書館のへびおとこ (5分シリーズ+)虹いろ図書館のへびおとこ (5分シリーズ+)感想
面白かった!!ファンタジーのようなタイトルだけれど、実際は堅実なヤングアダルト。転校先でいじめに遭った少女ほのかは、図書館に逃げ込む。毎日毎日家族の目をかいくぐり、担任の教師の連絡を封じながら。父親は何があったのか仕事内容が変わり、母は重度の病気でずっと入院している。そんな状況なのにほのかはいつも元気だ。力いっぱい生きているので何だか好きになってしまう。逃げ込んだ図書館に初恋もその後の人生も詰め込まれているなんて誰が想像するだろうか。児童文学じゃなかった。まごうことなきヤングアダルトだった。
読了日:04月30日 著者:櫻井とりお

読書メーター

 

 「BEASTARS」はサブストーリーの集合体という感じでとてもよかったのですが(タイトル伏線回収もあって鮮やかだったし)、ラストの展開がよくあるバトル漫画みたいな予感を覚えさせて若干不安になりました。でもわたしは板垣先生を信じて、どんな展開でも面白いという自信を持って待つことにします! ビルとひよこのエピソードよかったですね。おかんジャックとレゴシの関係もいいし。何より伏線回収……。わくわくしますね。新キャラもかわいいし、異質でありながらかっこいいし。

 

 「永遠の森 博物館惑星」は、博識な方が書かれたのだろうなと思うような作品でした。美術品や芸に関して詳しくないと書けないよなあ、こういうの、と。初読みの作者さんですが、読みやすいし短編集だから気楽に読めるし、全体の構成がラストでわくわくさせてくるしで続き気になってます。続きも出てるんですけどね。積みkindleが山ほどあるのでまだ買えてもいないけど。おすすめです。

 

 「ピエタとトランジ〈完全版〉」は「おはなしして子ちゃん」の収録作として読んだときから好きで、シリーズ化してくれと願って当時の読メの感想に書いた記憶があるので、完全版が出版されるときは嬉しくて仕方がなかったですね。女子バディものなのですが、トランジとピエタを取り合う女子の友情的な展開になるかと思った森ちゃんはまさかのあんな展開こんな展開であの人にああいう形で執着しまくるのかと。森ちゃんはモリアーティ教授……確かに……。二人の女子ノリギャルノリが楽しくて、人がバンバン死んでもわくわく読める作品でした。

 

 「時間をもっと大切にするための小さいノート活用術」は、メモの仕方が参考になるなあと思って読んでいたのですが、この本の最も正しい読み方は、「自分以外のメモ魔の生態を観察する」ですね。私以外のメモ魔はこんな風にメモを取り、こんなツールを使い、こんな楽しそうにしているのかあ、的な感じで楽しく読めました。全体的にもおしゃれで、本自体も紹介される文房具もよかったです。一読の価値あり。

 

 「虹いろ図書館のへびおとこ」はYA(ヤングアダルト)でした。児童文学だと思ってずっと読んじゃいました。でもラストでこれはYAだと気づく仕組みなのでそうなのかな。間違って小学生が読んでも大丈夫な作り。とにかくにやにやなかわいいラスト。いじめられている子、学校が嫌な子が図書館に入り浸って色んなものに出会う素敵なストーリー。読んでよかった。

 

 結構濃い読書できました。今月はこれ読んでます。

なめらかな世界と、その敵

なめらかな世界と、その敵

 

 最初の表題作から身体感覚が歪むような、気持ち悪さと面白さがあります。今は「美亜羽に贈る拳銃」を読もうとしているところです。これが2010年代のSF作家ってやつか~。何かすごいです。美亜羽というのはきっと伊藤計劃「ハーモニー」に出てくるあの子ですね。読むの楽しみです。

 これも読んでます。

歩くのがもっと楽しくなる 旅ノート・散歩ノートのつくりかた

歩くのがもっと楽しくなる 旅ノート・散歩ノートのつくりかた

  • 作者:奥野 宣之
  • 発売日: 2013/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 これ読むと何でもかんでも残してメモを取りまくりたくなります。でもわたしはここまでしないですね。これも自分以外のメモ魔を観察するための本の一つになりつつあります。共感。

 

 楽しく過ごしてますが、もっと楽しくなるといいな! では。