らくだの日記

読んだ本の感想や、書いている小説についてのあれこれを語ります。

小説の改稿。

 最近は小説を書きたい気分が湧き出て止まらないこともなく、のんべんだらりと過ごしています。わたしに関しては、小説というのは気持ちが満たされているときは書かなきゃいけない気持ちが盛り上がらないようで、書きたいのに書く暇がなくて辛いこともなく、平気なツラで意味のない日々を過ごしています。むしろ外に出ることが増えて、インドアだったのに外で食事したがったり、友達づき合いが面倒くさかったはずなのに新しい友達がほしくなったりして、積極的な人間にメタモルフォシスしつつあります。そうか今までさなぎだったのだわたしは。さなぎの期間、すごく長かったな。というのはまあいいとして、小説を書くことに関しては違う方向から見るようになりました。

 そのきっかけとなったのは村上春樹村上春樹は特に好きでもないけど気づけばたくさん読んでる作家で、不思議な存在です。人生の節々で何かしらの暗示や示唆を与えてくれることもあり、その一つが臨床心理学者の河合隼雄̪氏との対談本に書かれていた(というか二人が話し合った内容)井戸のくだりです。確か人間関係を築くことを井戸に例えて、もう無理だと思ってももう一段階降りてみる、とかそういう話だったような。村上春樹の作品に「ねじまき鳥クロニクル」というのがありますが、その中の井戸のシーンから話が膨らんでいったような。もううろ覚えですが。でも、何だか印象的だったのです。

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)

村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)

 

  それで、今回示唆を与えてくれたと感じたのは、村上春樹の質問サイトの内容。作家志望の少年に、村上春樹がアドバイスをするのです。去年くらいの期間限定サイトだったかな。少年は小説家になりたいけどどうすればいいか的な質問をし、村上氏は「一つの作品と向き合うことが大事だ」と言っていたような(うろ覚えばっかりですいません)。まだ本になってないのかな? わりと本になるイメージなのですが。

 わたしはそれでやたら感心してしまい、そのときは「よし、自分の小説を改稿しよう」と思っていたわけですが、忘れていたのです。というかやっぱり新しい作品を書くほうが楽しいですからね。

 でも、最近小説をあまり書かなくていい気分になってから思うのですが、「小説を書くのがそんなに楽しくなくなってからのほうがいい作品ができる」のですよ、きっと。自分の作品を贔屓目に見なくなってからが本番なんですよ。

 わたしは一発書きタイプだし、自分の作品を一読者として楽しんでしまえるタイプの作者なのですが、そこから脱するべきだと思うのですよね。別に楽しんでもいいけど他の人の作品と並べた揚げ句贔屓してはいけないと。人に読ませるものというのは客観的な目で書かれたものだと思うのですよね。書きたいものを書きたいように書いて大ヒットする人って一握りの天才なんじゃないかなーと。

 というわけで、わたしは小説を冷静な気分で改稿する道に入ろうと思います。とりあえず候補はこの二つ。

ncode.syosetu.com

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 世界観が固まっている分、「蜂蜜製造機弐号」のほうがすぐに改稿しやすいかなーと思います。長いから時間がかかりそうですが。

 どれくらい短くする、どういう層に向けて書く、何を際立たせるか、など決めて、まとまりのある作品に生まれ変わらせたいと思います。

 YA(中高生向け作品)にしたいような気もするし、その時代を懐かしむ大人向け作品にしたい気もするし、大人なのに渋めのYAを読みたがるわたしのような大人に向けて書きたい気もするので、結構難しいですね。

 とりあえず読み返してみます。話はそれからだ。