らくだの日記

読んだ本の感想や、書いている小説についてのあれこれを語ります。

先月読んだ本。

 二冊しか読んでない……。

2015年07月の読書メーター
読んだ本の数:2冊
読んだページ数:748ページ
ナイス数:26ナイス

▼7月に読んだ本一覧
http://bookmeter.com/u/75218/matome?invite_id=75218

 小説を週一で執筆すると決め、少ない休みが半分消えるためか読むほうが進みませんでした。半分はダラダラするのに費やしてしまうしなあ。もっと体力を!
 あー、洋書読みたい。ひと月に一冊も読めないのが怖くて手を出せません。
 では読んだ本について。
 「増補 夢の遠近法」は冷静に山尾悠子を楽しめたいい本でした。今まで山尾悠子は天才すぎて訳がわからないくらいだと思っていましたが、ただただ天才と崇めてちゃんと見ようとしない私の姿勢が改められました。まあ単行本も集成も読んで、大体二回目の読みになるので当然かもしれません。「パラス・アテネ」が硬質なファンタジーって感じでよかったです。赤い繭と狼、小国の世継ぎたちに特殊な血を引く双子。わくわくしながら読みました。「夢の棲む街」は世界で一番好きで、再読なんて許されない! 第一印象が弱まる! と思っていたのですが、うっかり読んだら案の定弱まりました。でも山尾悠子の細部の描写の素晴らしさに気づき、それはそれでいいことでした。「遠近法」は更にいい印象になりました。「夢の棲む街」が極彩色ならば、「遠近法」は色数の少なくて暗いイメージですね。「夢の棲む街」も極彩色だけど暗いイメージはありますが。また読んだらまた印象変わるのかなあ。
 マキューアン「贖罪」はまだ上巻ですがとんでもない展開です。後味わるっ。まあ後味の悪さはマキューアンの特徴ですよね。「アムステルダム」か「愛の続き」のどちらかでマキューアンを読むのをやめたのですが、多分後味が悪かったからです。「贖罪」は今下巻ですが、とんでもなく面白くなってます。上巻であんなことになったあの人はこんなことになってます。めっちゃ爽やかだったのになー。
 読み終えたらミルハウザー著・柴田元幸訳の何かを再読したいです。ミルハウザーの長編「Portrait of a Romantic」が柴田元幸訳で出るらしいので(九月)。楽しみです。そういえばミルハウザーは単行本版の「Voices in the Night」を購入しましたが、届いてみると本棚に入りきらないくらいでかいです。短編集で、厚みがある。読むの楽しみ! でも他の読みかけの洋書を読みたいのでまだまだかな。

贖罪〈上〉 (新潮文庫)

贖罪〈上〉 (新潮文庫)

贖罪 下巻 (2) (新潮文庫 マ 28-4)

贖罪 下巻 (2) (新潮文庫 マ 28-4)

Voices in the Night: Stories (Vintage Contemporaries)

Voices in the Night: Stories (Vintage Contemporaries)