らくだの日記

読んだ本の感想や、書いている小説についてのあれこれを語ります。

先月読んだ本。

 先月は活字中心の本五冊、うち洋書一冊、その他に絵本を一冊という感じでした。

2014年06月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1316ページ
ナイス数:44ナイス

▼6月に読んだ本一覧
http://book.akahoshitakuya.com/u/75218/matome?invite_id=75218

 エドワード・ゴーリーの「蒼い時」という絵本がよかったです。全体から醸し出される雰囲気がたまらん。伏せ字だらけの文章に想像力が掻き立てられます。

蒼い時

蒼い時

 パトリシア・マキリップの「冬の薔薇」もよかったですねー。じっくりと描写される状況がとても美しかった。
冬の薔薇 (創元推理文庫)

冬の薔薇 (創元推理文庫)

 ウィリアム・バトラー・イェイツ編纂の妖精の物語集「ケルト妖精物語」もよかった。きれいでかわいい妖精のイメージが覆されて、不気味で幅広いイメージが植えつけられました。何で五年以上積ん読してたのかと自分を責めたくなるくらい面白かった。
ケルト妖精物語 (ちくま文庫)

ケルト妖精物語 (ちくま文庫)

 ジュリアン・グラック「アルゴールの城にて」も、色々想像してしまう作品でした。多分ドッペルゲンガー的に似た二人の男の愛憎劇なんだと思いましたがどうなんだろう。台詞が一切なくて比喩に比喩を重ねる表現方法で書かれているので、飛ばし読みしてしまったりしてわからないところが多いです。 綿矢りさの「夢を与える」は一人の少女が現実を見る目を得る代わりに何かを失う、みたいな内容で、残酷なことがたくさん書かれていて読み終わってから呆然としました。衝撃的だったけど面白いかと言われると首を傾げたくなるので、綿矢りさはしばらく読まなくていいかな。
夢を与える (河出文庫)

夢を与える (河出文庫)

 ジーン・ウェブスターの「あしながおじさん」の原書「Daddy-long-legs」はようやく読み終えました。一月末か二月初めに読み始めたので半年かかりましたね。二、三ヶ月読むのを避けたり、単純に英語読む元気が出なかったり、主人公の英語力が私の英語力を上回る速さで上達していくために読むのが遅くなったりして、時間かかりまくりました。面白かったです。翻訳だともやがかかったようになる部分が明確に伝わってきて、面白さは翻訳の二倍でした。終わりのほうはすらすら読めなかったのとオチを知っていたのとで大した興奮もありませんでしたが。
Daddy-Long-Legs

Daddy-Long-Legs

 洋書絵本から始めて、「不思議の国・鏡の国のアリス」原書、「あしながおじさん」と来たのですが、読むのが遅すぎるのでTOEICは当初の予定通り再来年の一月に受けることにします。来年一月を狙ってたんですが、能力・体力・やる気を見るに無理! また洋書読みつつ単語覚えたりしてやっていこうと思います。来年の今頃にはゴールディングの「蠅の王」原書を読みたいな。
Lord of the Flies

Lord of the Flies

 今はシャーリィ・ジャクスンの「We have always lived in the castle(邦題:ずっとお城で暮らしてる)」を読んでいて、一、二週間かけてようやく四分の一程度。二百ページくらいあるし、やる気的にもこんなものかなと思います。大人向けのホラーですが、少女小説である「Daddy-long-legs」より簡単です。「We have〜」は十八歳の少女メリキャットの一人称、「Daddy〜」は十八歳の少女ジュディの一人称ですが、ジュディが四年かけて成長するのに対し、メリキャットは一年以内の出来事を書いているので難しくないのです。英語学習中の人で、子供向けの本は物足りないってときは向いてるかもしれないですね、「We have always lived in the castle」。
We Have Always Lived in the Castle

We Have Always Lived in the Castle

 洋書って表紙絵が日本と違って面白いですよね。「We have〜」はアメリカ版とイギリス版がえらく違いました。アメリカ版は「ホラーでござい」な表紙絵ですが、イギリス版は清廉な少女小説のように見えます。イギリス版がよかったな…。「蠅の王」は表紙絵で決めました。白地に黄緑で蠅の絵がでかでかと描かれているやつ。ただ文字が小さいので読むのに根性いりそうです。
 長々と失礼しました。先月は読書を多少は楽しめたいい月でした。