らくだの日記

読んだ本の感想や、書いている小説についてのあれこれを語ります。

古代ギリシャ・ローマの奴隷制。

 奴隷制がある小説を書いているのですが、その他の要素についてばかり資料を読んで、肝心の奴隷制についてはちゃんと調べてなかったなーと思って調べ始めたら、何と、イメージしていたのと大分違いました。
 人間が売り買いされたり娼婦イコール奴隷だったりしたのは確かにイメージ通りですが、奴隷は解放されることもあったし必ずしも子供まで奴隷ということはなかったようです。古代ローマでは皇帝になった奴隷の子もいたようだし。娼婦イコール奴隷の問題は、身分のある女性が宴に姿を現さないから自然と奴隷の女性がお酒を注いだりして、その流れで娼婦になったようです。高級娼婦の中には誰よりも豪奢な暮らしをしていた人もいたらしく、本当にイメージでは真実はわからないですね。長く奴隷制を維持するためにはそれくらいの緩やかさが必要だったのでしょう。
 でも農業や公共事業を担うような奴隷は過酷な労働を強いられたようです。見せ物として戦う闘剣士は外国人奴隷で、仲間同士で戦わせられることを嫌がって自殺する者もいたとか。奴隷の反乱も何度か起こっています。
 ここからは私個人の推察なのですが、フランスの娼館や日本の遊郭の歴史などを見るに、高級娼婦以外の娼婦たちは悲惨な暮らしだったんじゃないかなと思います。娼館や遊郭では雇い主に搾取されまくるのが普通だったようだし、奴隷ともなるともっと酷かったのではないかと。まあ日本の遊郭はかなり酷いですが。
 古代ローマ奴隷制が始まったときはかなり奴隷に厳しかったようだし、アメリカの黒人奴隷のイメージとは全然違う、とよく言われますが始まりの数十年はアメリカの例に当てはまっていたりしたのかなあと。始まりの数十年なんて今やわかることではありませんが……。
 ここまで個人的な推察。奴隷制となると一般的ではありませんが、奴隷は今の時代でもありとあらゆる場所に存在します。人間がいればその中の奴隷もいなくならないのでしょうかね。なかなか難しい問題です。
 というわけで多少小説を修正せざるを得なくなりました。SFファンタジーとはいえ想像だけで書いたらリアリティーがなく入り込みにくいですものね。うまく情報を組み合わせて読み応えのある作品にしたいです。
 資料は古代ギリシャ・ローマについての本を軽く読んだだけで(奴隷制の項目はじっくり読みましたが)、資料が足りないです。Amazonを見ても古代ギリシャ・ローマの奴隷制についての本はあまりないですね。何かないかなあ……。