らくだの日記

読んだ本の感想や、書いている小説についてのあれこれを語ります。

先月読んだ本(「ピエタとトランジ〈完全版〉」など)。

 あんまり読めていないけれど、漫画を1冊しか読んでいないだけで活字はいつも通りです。

 

4月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1254
ナイス数:42

BEASTARS  18 (18) (少年チャンピオン・コミックス)BEASTARS 18 (18) (少年チャンピオン・コミックス)感想
衝撃の展開…。復学はしないのかー。世界の成り立ちとビルの成長、ビースターズ、レゴシにとって正直かわいいキューに、イマジナリーキメラなるもの…。イマジナリーキメラ辺りの展開でだいぶ動揺したけど、これは、大丈夫な展開だろうな…。おまけ漫画もカバー下もとてもよかった。
読了日:04月12日 著者:板垣巴留
永遠の森 博物館惑星永遠の森 博物館惑星感想
面白かった。知識が溢れんばかり。かといって衒学的でもなく、物語を豊かにするために必要十分に配置されている。博物館惑星というシリーズなのだから当然なのかもしれないけれど。様々な芸術的品や技が運び込まれてくる博物館惑星を舞台にした連作短編集。主人公の妻がいつも名前だけで軽く扱われていて、最初から結婚すんなよ…と思っていたら、無駄のない構成だった。美和子が作る次の時代、何だか怖いような楽しみなような。シリーズの次の巻も楽しみ。個人的には冴えない図形学者がとてもユニークで好ましくてよかった。
読了日:04月13日 著者:菅 浩江
ピエタとトランジ <完全版>ピエタとトランジ <完全版>感想
面白かった!ギャル系女子高生ピエタと、地味な天才女子高生トランジの、長い長い人生の記録。ピエタは助手、トランジは探偵。でもトランジは事件を誘発させる性質を持っていて、周りでガンガン人が死んでいく。擬似家族強盗殺人事件まではまあまあ普通だったのにどうしてこうなった。疫病のように殺人が広まっていく様はいっそ爽快。ギャルだったピエタが明るく軽いノリの老女になって、それでもトランジが大好きな辺り最高。構成もよかった。最初の短編が最後に来るっていうのが時間が一気に巻き戻るようで。確かに最高の女子バディものだ。
読了日:04月19日 著者:藤野 可織
時間をもっと大切にするための小さいノート活用術時間をもっと大切にするための小さいノート活用術感想
面白かった。著者の小さいノートへの熱量が伝わってくる。わたしも記録魔で、何でもスマホGoogle KeepやEvernoteに入れているけれど、著者はそれを全部小さいノートに書きつけているらしい。残るってことは確かに嬉しいし読み返して楽しいからわかる。著者はノートをつけるなら全部一冊に、と言っていて、別のノート術の著者も言っているから確かなことなんだろうけど、わたしにはできないかもなと思った。何故なら整理癖があり、ノートはスマホアプリに入れたものの清書のために使っているからだ。
読了日:04月28日 著者:髙橋拓也
虹いろ図書館のへびおとこ (5分シリーズ+)虹いろ図書館のへびおとこ (5分シリーズ+)感想
面白かった!!ファンタジーのようなタイトルだけれど、実際は堅実なヤングアダルト。転校先でいじめに遭った少女ほのかは、図書館に逃げ込む。毎日毎日家族の目をかいくぐり、担任の教師の連絡を封じながら。父親は何があったのか仕事内容が変わり、母は重度の病気でずっと入院している。そんな状況なのにほのかはいつも元気だ。力いっぱい生きているので何だか好きになってしまう。逃げ込んだ図書館に初恋もその後の人生も詰め込まれているなんて誰が想像するだろうか。児童文学じゃなかった。まごうことなきヤングアダルトだった。
読了日:04月30日 著者:櫻井とりお

読書メーター

 

 「BEASTARS」はサブストーリーの集合体という感じでとてもよかったのですが(タイトル伏線回収もあって鮮やかだったし)、ラストの展開がよくあるバトル漫画みたいな予感を覚えさせて若干不安になりました。でもわたしは板垣先生を信じて、どんな展開でも面白いという自信を持って待つことにします! ビルとひよこのエピソードよかったですね。おかんジャックとレゴシの関係もいいし。何より伏線回収……。わくわくしますね。新キャラもかわいいし、異質でありながらかっこいいし。

 

 「永遠の森 博物館惑星」は、博識な方が書かれたのだろうなと思うような作品でした。美術品や芸に関して詳しくないと書けないよなあ、こういうの、と。初読みの作者さんですが、読みやすいし短編集だから気楽に読めるし、全体の構成がラストでわくわくさせてくるしで続き気になってます。続きも出てるんですけどね。積みkindleが山ほどあるのでまだ買えてもいないけど。おすすめです。

 

 「ピエタとトランジ〈完全版〉」は「おはなしして子ちゃん」の収録作として読んだときから好きで、シリーズ化してくれと願って当時の読メの感想に書いた記憶があるので、完全版が出版されるときは嬉しくて仕方がなかったですね。女子バディものなのですが、トランジとピエタを取り合う女子の友情的な展開になるかと思った森ちゃんはまさかのあんな展開こんな展開であの人にああいう形で執着しまくるのかと。森ちゃんはモリアーティ教授……確かに……。二人の女子ノリギャルノリが楽しくて、人がバンバン死んでもわくわく読める作品でした。

 

 「時間をもっと大切にするための小さいノート活用術」は、メモの仕方が参考になるなあと思って読んでいたのですが、この本の最も正しい読み方は、「自分以外のメモ魔の生態を観察する」ですね。私以外のメモ魔はこんな風にメモを取り、こんなツールを使い、こんな楽しそうにしているのかあ、的な感じで楽しく読めました。全体的にもおしゃれで、本自体も紹介される文房具もよかったです。一読の価値あり。

 

 「虹いろ図書館のへびおとこ」はYA(ヤングアダルト)でした。児童文学だと思ってずっと読んじゃいました。でもラストでこれはYAだと気づく仕組みなのでそうなのかな。間違って小学生が読んでも大丈夫な作り。とにかくにやにやなかわいいラスト。いじめられている子、学校が嫌な子が図書館に入り浸って色んなものに出会う素敵なストーリー。読んでよかった。

 

 結構濃い読書できました。今月はこれ読んでます。

なめらかな世界と、その敵

なめらかな世界と、その敵

 

 最初の表題作から身体感覚が歪むような、気持ち悪さと面白さがあります。今は「美亜羽に贈る拳銃」を読もうとしているところです。これが2010年代のSF作家ってやつか~。何かすごいです。美亜羽というのはきっと伊藤計劃「ハーモニー」に出てくるあの子ですね。読むの楽しみです。

 これも読んでます。

歩くのがもっと楽しくなる 旅ノート・散歩ノートのつくりかた

歩くのがもっと楽しくなる 旅ノート・散歩ノートのつくりかた

  • 作者:奥野 宣之
  • 発売日: 2013/03/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 これ読むと何でもかんでも残してメモを取りまくりたくなります。でもわたしはここまでしないですね。これも自分以外のメモ魔を観察するための本の一つになりつつあります。共感。

 

 楽しく過ごしてますが、もっと楽しくなるといいな! では。

 

先月読んだ本(アガサ・クリスティーとか漫画とか)。

 漫画の新刊がたくさん出たので楽しく読みました。

 

3月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:1043
ナイス数:35

けっきょく、よはく。 余白を活かしたデザインレイアウトの本けっきょく、よはく。 余白を活かしたデザインレイアウトの本感想
とてもためになった。アイテムとアイテムの間に余裕を持たせて罫線を入れたり色分けをしたりせずに流れを作ったり、世界観を伝えるために余白は便利ということがわかった。わたしはギチギチにしてしまう派なのだが、少し余白を作る勇気が持てそう。コラムがかなりためになる。
読了日:03月03日 著者:ingectar-e
クマとたぬき2【電子特典付】 (コミックエッセイ)クマとたぬき2【電子特典付】 (コミックエッセイ)感想
とてもよかった。低気圧で弱った心身に効く。ほのぼのしているけれどシビアな部分もある里山のクマとたぬきの友情物語。たぬきが行方不明になったときのクマの動揺がひしひしと伝わってくる。そのストーリーにクマの過去を絡めてくるのもとてもよい。普段の優しくちょっと変で礼儀正しいクマと子供っぽいけれど明るいたぬきのやり取りもとても癒し。今回はケヤキとスギのやり取りがとてもよかった。
読了日:03月06日 著者:
メタモルフォーゼの縁側(4) (カドカワデジタルコミックス)メタモルフォーゼの縁側(4) (カドカワデジタルコミックス)感想
しみじみよかった。同人誌即売会(コミティア)にはりきるおばあさんと、自分から言い出したものの引っ張られるようにして本を出す女子高生。静かな作品なのに読んでしまう。憧れのBL漫画家さんとは会えるのだろうか。
読了日:03月10日 著者:鶴谷 香央理
群青にサイレン 11 (マーガレットコミックスDIGITAL)群青にサイレン 11 (マーガレットコミックスDIGITAL)感想
面白かった!コンプレックスだらけだった修二の心が軽くなったと思ったら、今度は空が、続いて角ヶ谷が。角ヶ谷、暗くて偏屈だから面倒がられて、その上あの人まで登場して、気の毒すぎる…。でも誰かの苦悩あっての群青にサイレンなので、続きが楽しみ。修二は空のことも角ヶ谷のことも助けてあげてほしい。
読了日:03月13日 著者:桃栗みかん
恋と嘘(10) (マンガボックスコミックス)恋と嘘(10) (マンガボックスコミックス)感想
面白かった!途中までネット連載のを読んでいたけど、仁坂、よかったね。同性愛者の恋を否定的にではなく真正面から描いていたのがとてもよかった。ネジが真面目に向き合っていたのもよかった。それにその後はネジが思っていたような「もう必要じゃない」存在とかじゃなくてよかった。美咲のストーリーがけっこう進んで何となく見えてきた。最終回はもう少し先だろうけど楽しみ。体調がよくて溜めてた漫画をザクザク読んでいたらこんな時間になってしまった。
読了日:03月13日 著者:ムサヲ
トラディショナル ポプリ―英国の香りと彩りを味わうトラディショナル ポプリ―英国の香りと彩りを味わう感想
ポプリ熱が高いときに注文を入れて、五年くらい経った最近になって入荷メールが来てすぐに買ったもの。ポプリねえ…という気分だったが、読んだらとても楽しかった。見た目の美しいドライ・ポプリや、香りが芳醇なモイスト・ポプリ。確かこれを買おうと思ったのはモイストポプリの作り方を知りたかったからで、熱心すぎて海外のサイトまで行って作り方を知ってしまったので驚きはなかったが、レシピや英国の植物、色彩センスなどが伝わって面白かった。放置してるモイストポプリ、久々に混ぜよう…と思った。
読了日:03月14日 著者:ペニー ブラック
ダンス・ダンス・ダンスール(16) (ビッグコミックス)ダンス・ダンス・ダンスール(16) (ビッグコミックス)感想
すごいな…!潤平のコンテの内面さらけ出しまくった感も、夏姫の潤平に対する感情で溢れたコンテも…。しかし潤平モテすぎ…。夏姫以外のメンバーの名前は忘れちゃったけど、かわいい子にばかり好かれている。サシュコーやブランコの登場は流鶯以上のものを感じさせる(でも流鶯はいずれすごい成長を遂げて潤平の前に現れるんだろうな…)。ブランコの舞台の外での人格のヤバさがどう繋がってくるのか、楽しみ。
読了日:03月15日 著者:ジョージ朝倉
春にして君を離れ (クリスティー文庫)春にして君を離れ (クリスティー文庫)感想
読みながら、自分を含む周りの色々な人たちの顔か頭のなかをよぎった。自分は本当に人を愛せているのか。本当にひとりぼっちではないのか。ロドニーと再会したときのジョーンの二択。普通の人はこうだよな。旅というのは人を改めさせるけど、元の環境に戻ると元に戻ってしまうのだろう。ミステリじゃないアガサ・クリスティー、とてもよかった。
読了日:03月21日 著者:アガサ・クリスティー,中村 妙子
レイアウト、基本の「き」レイアウト、基本の「き」感想
趣味の本のついでに買ったデザインの本だが、ものすごくためになった。同人誌を作ることが多いのだが、文章の組み方、写真の生かし方など今まで見よう見まねにしなければならなかったことが詳しく書いてある。デザインを元々していた人にも発見がある作りの本ということで、これからも役に立ちそう。
読了日:03月25日 著者:佐藤直樹,ASYL

読書メーター

 

 漫画はどれもすごくよかったですね。気軽に読める作品ばかりじゃないけれど、心がすっきりするような感動を与えてくれます。大体陰キャ陰キャなりに頑張る話だと今気づいてちょっとびっくりしました。

 

 「ダンス・ダンス・ダンスール」は自分の内面をさらけ出してコンテンポラリーダンスを披露するコンテスト回でしたが、なかなか迫力ありましたね。潤平のバレエに対する情熱はすごいです。渇望がヤバいです。わたしもこんな風に小説を書きたいですね。

 

 デザインの本2冊(「けっきょく、よはく」と「レイアウト、基本の「き」」)、とてもためになりました。わたしはちったあわかってるのよ、基本はそこまでいらないわ、となっていたところを「基本の「き」」で改められましたし、「けっきょく、よはく」では余裕ある紙面を作る勇気をもらいました。デザインで要素をぎっちりにしないようにするには、勇気が必要なんですよねー。

 

 「トラディショナル ポプリ」は英国の植物があまりにもこちらのと違いすぎて、ほー、外国、って感じでした。ポプリの作り方は知ってるのでいいんですが、そっちのほうが興味深かったです。雑草みたいなのはあんまりわからないですもんね。

 

 唯一の小説「春にして君を離れ」(アガサ・クリスティー)は、気分転換とか息抜きとかで読み始めたのですが、面白いので一気読みでした。気づきは得られたんだけど、普通の人間である自分を恨んでしまいますね。

 

 なかなかいい月でした。体調は思わしくなかったのですが、読了数は少しこなせましたね。

 今月は三冊ほど読み終わりそうなところです。まずは読み終わったやつ。

永遠の森 博物館惑星

永遠の森 博物館惑星

 

 「博物館惑星」、地味な作品かと思いきや、本全体ではしっかり構成ができていて、読み終わるころには壮大で未来的な面白さを感じました。

 

 「BEASTARS」はラストの展開が作品の方向転換を感じさせたので不安でしたが、とりあえずタイトル伏線回収と、ジャックとの友情回でとてもよかったです。わたしはずっと板垣先生のファンだ!

 

 で、今読んでる作品がめちゃくちゃ面白い。

ピエタとトランジ <完全版>

ピエタとトランジ <完全版>

  • 作者:藤野 可織
  • 発売日: 2020/03/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 女の子同士のバディもの。こういうの、けっこう皆求めていたと思うんですよね。天才で優等生風の見た目のトランジが探偵で、ギャルでアホなノリのピエタが助手。殺人事件が身の回りで起きてしまう体質なのもいい。探偵らしい。続きが気になるけど昨日から読みすぎなのでちょっと一旦読むのをやめて落ち着いてます。頭の中に文字がいっぱい……。

 

 大変な世の中ですが、本は催促せずにただじっとわたしたちを迎え入れる用意をしているから、楽しんでいきたいですね。

先月読んだ本。

 読んだような読んでないような。活字はいつもと比べてちょっとましですね。

 

2月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1709
ナイス数:49

双子の遺伝子――「エピジェネティクス」が2人の運命を分ける双子の遺伝子――「エピジェネティクス」が2人の運命を分ける感想
面白そうな項目だけ読んだ。序章、幸福遺伝子、才能遺伝子、悪の遺伝子、癌/自閉症遺伝子、同性愛遺伝子。本の扉裏の情報によると2012年にイギリスで出版された本のようで、この間読んだ「天才を考察する」より2年あとの本のようだ。才能遺伝子の項目では「天才を考察する」の内容がほとんど肯定されたがある程度否定され、2年分の進歩か著者が違うからかはわからないが、面白かった。遺伝子が関わるものと関わらないものについて細かく例を示して教えてくれる。悪の遺伝子の項目はおぞましい事例が多かったが人間の悪への克服方法が示されて
読了日:02月02日 著者:ティム・スペクター
怪物はささやく怪物はささやく感想
鼻水ティッシュが山盛りになってしまった…。主人公コナーは13歳の少年。ある晩から奇妙な怪物に夜中に話しかけられるようになった。怪物は家の近くの墓地にある大きなイチイの木。怪物は三つの物語を語るけれど、最後にコナーに一つ、物語を語るように言う。それは真実でならなくてはならない。この本は毒にも薬にもなりそうな正真正銘の物語の本だ。ダークだが、読み手の子供たちを支えることも、深くえぐってしまいそうな恐ろしさもある。周りの人々がコナーのことを真に思いやっているのも、コナーがそれを受けとれずにいるのも、切ない。
読了日:02月09日 著者:パトリック・ネス
新訳 ハムレット (角川文庫)新訳 ハムレット (角川文庫)感想
ふと読みたくなり、初シェイクスピア。戯曲はたまに読むけれど、これは面白い。まさに悲劇。罪人もそうでない人も皆死んでしまう。ハムレットがこんなに回りくどいやり方(狂ったふりをする)をしなければこんな結末にならなかったとは思うし、とにかくオフィーリアに人権がない。オフィーリアの葬儀の前の墓掘りの台詞にはゾッとした。そこだけ時間がねじれているような。墓掘りはなにげに大役だろうな。とりとめもなく感想を書いたけれど、これは舞台で見たら面白いといい戯曲だと思う。
読了日:02月16日 著者:シェイクスピア,河合 祥一郎
小鳥たち小鳥たち感想
歌集「角砂糖の日」から読み始めるべきだった(持ってるけど挟めてある冊子に最初の「小鳥たち」が書かれているらしい)。とてもよかった。山尾悠子の短い小説に応えて、中川多理の球体関節人形の写真が続く。少女(作中の侍女)の人形がほとんどだが、老大公妃の人形がとてもよかった。角度によって顔をしかめているような、穏やかなような。山尾悠子の作品はSF的な未来とおとぎ話のようなメインストーリーが混ざり合う奇妙な世界が描かれており、今までとは違うようないつもの山尾悠子のような不思議な話だった。小鳥と少女の姿を行き来する侍女
読了日:02月21日 著者:山尾悠子
五月金曜日五月金曜日感想
ずいぶん昔に買って積んでいた歌人の随想集。短歌と随想と詩を行ったり来たりのような不思議な本。詩歌を書く人のエッセイ等が好きで、彼らはみな日常の切り取り方が鮮明でくっきりしている。この本もそうで、完全犯罪を昔から温めている父のやりたいことが叶うといいなとか、よそ見をしていた猫とぶつかって志村けんのように二度見して逃げていったとか、日常がとても面白い。あるあると共感ができるんだけどわたし自身は同じ感想を抱かないだろうなとかそういう日常。エッセイや随想、随筆は面白いなあ。
読了日:02月23日 著者:盛田 志保子
ほしとんで01 (ジーンLINEコミックス)ほしとんで01 (ジーンLINEコミックス)感想
Twitterで試し読みを見かけて。面白い。大学の芸術学部に入った主人公流星が俳句ゼミに入れられて少しずつ俳句に触れていく漫画。テンポいいし気の抜けた個性豊かな登場人物が好き。俳句のことも勉強になるし。創作を教わるのって楽しそうだと思った。猫にやたらなつかれる幼馴染や生まれつき多弁(謎…)のテンション高い人や根っからの文芸好きの薺さんという女の子などどの人も好きだ。続き買ったから明日読む。
読了日:02月28日 著者:本田
ほしとんで02 (ジーンLINEコミックス)ほしとんで02 (ジーンLINEコミックス)感想
おもしろかった!前期試験は鎌倉への吟行。二句ずつ作って名前を隠して全員で評価。俳句ゼミの面々の句がよくなっててなかなか素晴らしい。冷静なレンカさんの照れがとてもよい。主人公の幼馴染の俳優の人と新しく友達になった多弁なオタクの人が仲良くなるのもよい。芸術学部って特殊だなー。しかし一年に一度しか出ないのか続きは…。
読了日:02月29日 著者:本田
あおのたつき (2)あおのたつき (2)感想
おもしろかった!金の亡者となり下がった楼主に裏切られた花魁、夫によって郭に売り飛ばされた遊女の話が続く。昔吉原遊郭についての研究書を読んだことがあるけど(記憶はおぼろだけど)、遊郭は本当に酷い搾取で成り立っているから現代人は唖然とすると思う。新キャラ鬼助と共に冥土の吉原の街を散策するシーン、賑やかで何故か色まで感じてとてもよかった。吉原で和風ファンタジーで珍しいし、絵がキレイだし吉原遊郭ものは人気だから、紙の本にしたら売れそうだけどなあ。今の時代の本のあり方なんだろうな。
読了日:02月29日 著者:安達智

読書メーター

 

 「怪物はささやく」は泣きすぎて鼻水ティッシュ山盛りになって蓄膿症治る勢いでした。お母さんが癌で、まだ幼い少年はそれを受け入れなければならない。とうぜんそんなことは簡単にはできなくて、暴れたりいじめられることを願ったりしてしまう。毒にも薬にもなりそうな強烈なヤングアダルトでした。

 

 「新訳 ハムレット」は初シェイクスピアでした。面白いですね。暗いんだけど楽しく軽快に読める。喜劇なんかも面白そうだと思いました。

 

 「小鳥たち」は印象的なイメージがたくさんある掌編集でした。小鳥と少女の姿を行き来する侍女たち、過去と未来が混ざり合う空間、蘇る大公妃……。こういうの書いてみたいな。豊潤なイメージが頭の中を幻想で満たしてくれる本でした。

 

 「ほしとんで」面白かったです。芸術大学に入った若者たちが初めて俳句に触れていいものを詠めるようになる漫画。わたしも創作系の授業やってみたかったな。

 

 「あおのたつき」も面白かった。紙の本が存在しないの、納得いかない。絵はきれいで女性たちは美しく、主人公たちも明るく、世界観も奇妙で豊かで。吉原遊郭の冥界ものです。妖怪みたいなのや幽霊が活躍しまくる作品。

 

 

     ***

 

 

 この間セールしてたので、kindle買いまくってしまいました。ハヤカワがやってる最大半額のセールです。「三体」とかいろいろ買ってしまった。

三体

三体

 

 

 セールじゃないけど気になってるkindle

なめらかな世界と、その敵

なめらかな世界と、その敵

 

 

 紙の本で買おうと思ってる本。

ピエタとトランジ <完全版>

ピエタとトランジ <完全版>

  • 作者:藤野 可織
  • 発売日: 2020/03/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 脳みそも目もひとセットしかないし時間もないけど、読みたいと思っております。

先月読んだ本。

 先月はそんなに読んでないです。インフルエンザのせいもあるかな。新刊の漫画が出なかったこともあるでしょう。

 

1月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1066
ナイス数:37

BEASTARS(17) (少年チャンピオン・コミックス)BEASTARS(17) (少年チャンピオン・コミックス)感想
うわ、うわあっ!すごく面白い…!今回はかなりジェットコースター的スピーディーな展開で飽きさせることもなく進んだ。ルイ先輩はおゲロまで美しいのか(擬音まで)とか、ハルちゃんの顔芸が芸術の域に達している(これはアニメでは見られないよね)とか、それぞれが興味深く、それすらも乗り越えるレゴシとハルちゃんの一夜とかレゴシの後悔の涙とかキスとか興奮状態でのメロン確保とか、メロンまでハルちゃんに執着するのかとか、ハルちゃんはご褒美みたいな女の子だけど芯が通っててかっこいいなとか…。ぐちゃぐちゃに考えてしまう巻だった。
読了日:01月10日 著者:板垣巴留
母の記憶に (ケン・リュウ短篇傑作集3)母の記憶に (ケン・リュウ短篇傑作集3)感想
途中で長いこと読むのを休んだが、段々また面白くなってきて、最後の「レギュラー」は久しぶりに夢中で読んだ。今までのケン・リュウ作品に比べ、SF色が濃い作品集。「ループの中で」「残されし者」などピンと来る作品もあったが、やはり「レギュラー」がよかった。中編程度のSFミステリー。緊張感がたまらず、サスペンスが強く、娘を事件で喪った母親の理由を説明できない執心で終わりに向かう物語がとても切なく悲しくでも作品として面白い。映画一本できそう。ケン・リュウはまだ未読の作品があるのでそれが楽しみ。
読了日:01月19日 著者:ケン リュウ
天才を考察する―「生まれか育ちか」論の嘘と本当天才を考察する―「生まれか育ちか」論の嘘と本当感想
「知能とはプロセスである」「才能とは遺伝子×環境であって遺伝子+環境ではない」という立場から、科学的根拠を元に平凡な人たちを励ます本、という印象。確かにこれは謎の発奮がある。だって「平凡なあなたも正しい努力をしてライバル等を得れば天才になれるかもしれない」と言ってあるのですよ。本国では2010年に出版されたらしいが、十年経った今はまた研究に変化や進歩があるのだろう。それも知りたいし、別の立場からのきちんとした本も読みたいと思った。また、統計はやりようによって色んなものを誤らせると知った。
読了日:01月20日 著者:デイヴィッド シェンク
自生の夢 (河出文庫)自生の夢 (河出文庫)感想
単行本を読んでそんなに経ってないのにめっちゃくちゃに面白い。言葉や文字によって人を狂わせたり殺したりする「自生の夢」は、自殺した過去の作家を三十年後に蘇らせる驚異の作品。彼を電脳空間(貧弱な語彙ではこれしかない)に蘇らせたのが誰なのかを知ると、脳みそに快楽物質が行き渡る感じがする(そしてそれは数段階に分かれて明かされていく)。「海の指」もなんとも気持ち悪くて惹きつけられる作品。昭和風の世界、新婚の男女、女に暴力を振るっていた元の夫は死んだ…そんな世界が人が最小単位まで分解されるSF世界だというのは、
読了日:01月27日 著者:飛浩隆

読書メーター

 

 どれも面白かったです。

 

 「BEASTARS」最新刊は衝撃的だったので、まだまだ勢いが衰えないなと感動しました。

 

 「母の記憶に」は今までのエモーショナルで中国っぽさを押し出していたケン・リュウの作品とは違い、SF感満載のクールで未来感抜群の作品ばかりでした(近未来ものが多いですけどね)。わたしはエモーショナル側のケン・リュウが好みかなーとは思うのですが、これもまた面白し。途中飽きて読まなくなった時期もありましたが、「レギュラー」という最後の作品でガーンと殴られたような面白さでした。

 

 「天才を考察する」は十年近く昔の本なので最新の情報扱いしてはだめですね。凡人をひたすら励ましてくれるので元気は出るのですが。とても興味深い本でした。

 

 「自生の夢」は単行本も持っているけれど好きなんで買っちゃいました。「海の指」の気持ち悪さが何とも癖になって。あと単行本で読んだときはそんなでもなかった「自生の夢」(表題作)はすんごい面白いですね。やっぱり再読は大事ですよ。読むたびに作品は顔を変える。優れた作品ならより一層変わる。

 

 というわけで活字がわりと多かったかな。そんなに読めてない感覚はないんですよ。活字読めたから。休日だけじゃなく平日も疲れなくなって、たくさん本を読みたし。

 

     ***

 

 今はこれ読んでます。

あまりにも騒がしい孤独 (東欧の想像力 2)

あまりにも騒がしい孤独 (東欧の想像力 2)

 

 この本、しばらくお休み中です。濃いんですもん。読むの疲れる。でも作者が地下出版してでも出した意義は感じますよ。社会主義体制下のチェコで書かれた作品。

 東欧の作品は他にこの二つを読んでます。

もうひとつの街

もうひとつの街

 
夢宮殿 (創元ライブラリ)

夢宮殿 (創元ライブラリ)

 

 東欧の作品って独特の空気感ありますね。暗いしねっとりしているけれど幻想味があって美しい。わたしはシュルレアリスム好きなので「もうひとつの街」好みでした。

 

 最近はBEASTARSkindleでの買い直しが進んでいます。9巻まで買いました。これで夜中もベッドから出ずに突然読めるぞ。

BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス)

BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 
BEASTARS 9 (少年チャンピオン・コミックス)

BEASTARS 9 (少年チャンピオン・コミックス)

 

 あと突如として「カンビュセスの籤」が読みたい。最近まで存在を忘れていたけど、これは「ミノタウロスの皿」に匹敵するか上回るくらいの傑作ですよねー。

 今月はわりと読めているような読めていないような……。読みます!

今年の抱負とか予定とか。

 インフルエンザA型から無事生還! 酒田です。インフルエンザA型の予防接種を受けていたのに罹患し、普通より軽くなるかと思いきや5日間高熱にうなされました。熱が下がったあとも3日間廃人でした(漫画や小説やTVを鑑賞しても何も感じない。何もやる気が起きない)。病院が休みの年末年始だったのもあり、自然に治そうと頑張ったのもよくなかったのかも。早く仕事に行きたいなら救急外来に行くべきでしたね。

 

 という話はまあどうでもいい。熱がある間、わたしの作品なんてこの世に存在してもしょうがないのでは……つまらないのでは……レベルが低いのでは……等々のネガティブ思考に支配されていましたが、元気になったからわたしの作品はこの世に存在していいんです! モードになっているからいいんです! それより今年の抱負と予定なんです。

 

抱負:公募に出す

  Twitterで何度も何度も表明している通り、昔から考えてるSF連作集「COLORS」をハヤカワSFコンテストに出します。正直読み返したらすっごくテキトーに書かれていてどうしようもないのですが、今そこを修正して、本当にどうしようもない部分は完全に書き直したりしている最中です。

 今便利に使ってるのはスマホのWordアプリで、紙で出してチェックするのは最後にするとして、今のところはWordアプリでOneDriveに入ってる改稿データを読み直して変なところを洗い出したりしてます。紙で出したデータをチェックして修正するのと同じ要領で、ツールを変えると誤字脱字や奇妙な文章のねじれなどが見えやすくなるんですよね。内容のチェックもできるし、こりゃ便利。3年もアプリ入れててようやく活路を見出しました。

 ハヤカワSFコンテストなのは何でかっていうと、ハイ、山尾悠子さんが受賞した新人賞だからですー。もちろん今やってるのとは違って、「ハヤカワ・SF・コンテスト」ってやつなのですが、今やってるのもそれを受け継いだものと思いますので、わたしは敬愛する山尾悠子さんの真似っこをして出すことにしました。山尾さん大好き―。

 あと、わたしは自分が書くジャンルがうまく掴めないのですが、SFならジャンルに合わせたらしいものが書けそうだなって思ってまして、最近はSFを意識したものをよく書いています。最近やった競作2作(「いけにえ」と「Lost」)もSFイメージですしね。

 更に、中国SFアンソロジー「折りたたみ北京」の表題作や「百鬼夜行街」などの女性作家の作品がとてもよくって、漫画もそうなんですが女性作家が書く骨太な作品がとても好きなんですよね。百合SFアンソロジー「アステリズムに花束を」の麦原遼さんや櫻木みわさんの合作もピーーーーンと来ましたしね。わたしもこういうの書いてみたいと思っちゃう。

アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー (ハヤカワ文庫JA)

アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー (ハヤカワ文庫JA)

 

 というわけで、今直している最中です。1章はもうOKにしないときりがないけど、3章ラストと4章の全体の見通しが気になるところ。5章はこれから書きます。資料がいる。

 

 今年からはネットじゃない公募をもっと頑張っていきたいと思います。

 

予定1:同人誌を出す。

 同人誌は今年2冊出したいなあと思ってます。1冊は上記の「COLORS」を改稿したもの。まさか最初っから受賞するとかは思わないので、同人誌にして文学フリマ福岡で売りたいなあなどと思ってます。アドバイスもらえるくらいには上に行けたらいいんですけど。

 デザインも大体決まってて、イラストはなしで。文字と色だけで行きます。男性にも手に取ってもらいたいのですよ。本当に今までのデザインがかわいい感じに偏りすぎてて手に取ってもらえない。

 まあ「COLORS」の改稿版は確実に仕上がると思うので、問題は2冊目ですね。2冊目は「瀬名くんちのバラ」というバーネットの「秘密の花園」を日本に置き換えたような話を書きたいと思ってます。短編か中編くらいになるかな。小さくて安い本にしたい。中学生とかが買ってくれるような。

 わたしのサークルはYA中心なので、中学生くらいの女の子たちがときどき買ってくれるんですよ。真っ直ぐにやってきてお母さんに本を買ってもらう子とかいるので、そういう子たちに向けた、シリアスすぎない前向きになれるような作品を書きたい。それは「COLORS」では力不足ですからね。暗い話ですし。ただ書けるかどうかが不透明なので、とりあえず公募に間に合ったあと考えましょうねって感じですね。

 というわけで、2冊出したいですね~。

 

予定2:「蜂蜜製造機弐号」を進める。

 恋愛青春小説「蜂蜜製造機弐号」の改訂版を、三年生編の最初の辺りくらいまで進めたいですね。これも10代後半くらいの人たちに向けた作品なんですが、なかなか進まん! ちょっと描写が思い通りに行かなかったような気になると、何か月も放置したりしてしまう。10代の人たちの恋愛や友情や夢について、わたしなりに頑張って書いているのですが、なかなか大変。

 まあ、これも頑張ります。

 

まとめ

 とりあえず3月末の公募の締め切りまでがむしゃらに頑張り、そのあとは適度に頑張ったりしようと思います。必死すぎると今回みたいに突然病気になったときに変に気に病んで落ち込んでしまうので。まあ、楽しく!

今年の読んだ本ベスト20。

 久しぶりのブログとなりました。ではでは今年の読んだ本ランキングを。

bookmeter.com

 

 中国SFがわりと強い一年でした。と言っても、アンソロジー「折りたたみ北京」とケン・リュウとSF百合アンソロジー「アステリズムに花束を」くらいですが。今年もそんなに読めていないですね。積ん読ばかりが溜まっていって、焦ることが多い一年でした。Kindle買ったのもデカい。kindle本ばかり読んでしまって、紙の本が全然減らない。kindleで買うのはお試しとか一番読みたいわけではない本とか、そういうのばっかりなんですけどね……。

もののあはれ (ケン・リュウ短篇傑作集2)

もののあはれ (ケン・リュウ短篇傑作集2)

 
アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー (ハヤカワ文庫JA)

アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー (ハヤカワ文庫JA)

 

 印象に残った本としては、「うつくしい繭」「零號琴」「熊本くんの本棚」「百島王国物語」「あるあるデザイン」「荊の城」が挙げられますかねえ。

 

 「熊本くんの本棚」「百島王国物語」は、ネットで読んでひっくり返った小説の(あるいはそれを元にした)商業本なのです。本になる前から好きだったので思い入れ深いです。

 「熊本くんの本棚」は語り手の女の子と熊本くんとの恋愛要素はなく、親子の確執、宗教などが絡んで強烈な作品となっております。去年の大晦日から元旦の明るくなる前まで、ずっと読んでたもんね、わたし!

 「百島王国物語」は何年も推しのネット作家さんの渾身のファンタジーだから、めちゃくちゃ面白かったです。ある男性と女性の、切っては切り離せない、ただ恋愛関係とは言い切ってしまえない関係を描いた壮大な作品。続編あるのかなあ。ファンタジーでこんなに楽しみなの、初めてなのですが。

 

 「うつくしい繭」はSF作家の飛浩隆さんがおすすめしていた新人作家さんの最初の作品集です。才能の塊! すごいなあ。表題作がすごく好きでした。振り返れば奴がいる的な……(古い……)。この方も次の作品が楽しみな、作家買いしそうな作家さんです。

 

 「零號琴」は分厚くて東京旅行でも持ち歩いてたけど読み切れずな記憶がありますが、とうとう読み切ったときのすっきり感は忘れられないですね。壮大なSF作品。ラノベ的なノリでわたしが読みなれない出だしなんですが、やっぱり飛浩隆作品、そこからはすごかった。ラストあたりはけっこうぞっとしましたよね。

 

 「荊の城」は韓国映画「お嬢さん」の原作らしいですが、けっこうえぐかったですよね。でも寝る前の布団の中で一気読みしました。kindleで。こういう女性主人公の歴史もの、ハマりそう。「忘れられた花園」もすごくよかったし。「湖畔荘」も買わな。

 

 「あるあるデザイン」はかなり同人誌のデザインのヒントになりそうです。うふふ。

うつくしい繭

うつくしい繭

 
零號琴

零號琴

 
熊本くんの本棚 ゲイ彼と私とカレーライス

熊本くんの本棚 ゲイ彼と私とカレーライス

 
百島王国物語 滅びの王と魔術歌使い (星海社FICTIONS)

百島王国物語 滅びの王と魔術歌使い (星海社FICTIONS)

 
あるあるデザイン〈言葉で覚えて誰でもできるレイアウトフレーズ集〉

あるあるデザイン〈言葉で覚えて誰でもできるレイアウトフレーズ集〉

 
荊の城 上 (創元推理文庫)

荊の城 上 (創元推理文庫)

 
忘れられた花園〈上〉 (創元推理文庫)

忘れられた花園〈上〉 (創元推理文庫)

 
湖畔荘 上

湖畔荘 上

 

 

 さて、わたしは来年公募に出すとか出さないとか思ってます。まだ悩んでますがとりあえず改稿は順調に進んでいます。これを改稿しているのですが結構はちゃめちゃな作品で、めちゃくちゃびっくりしました。間違いだらけ……。間違いを正すだけでも大変だし、物語の筋を変えるのもわりと大変。でもまあ、来年正月から最終章を書くし、間に合いそうな気はします。ドキドキ! この作品です。

kakuyomu.jp

 しいたけ占いでは来年上半期は「狩人モード」なんだそうですわたし。色々狩っていくぞ。

第五回文学フリマ福岡に出ます(ブース番号い-34)。

 文学フリマ福岡は、お客さんとして行ったり、行かなかったり、去年は売るほうとして行ったりしてましたが、今回も何だか行きたい気分になり、売るほうとして行くことにしました。

 まず最初に書いとくべきことはみっつ。

 

  1. 文学フリマというのはどういうものか。
  2. 開催日時
  3. 開催場所

 

 1を説明して文学フリマを知らない人をゲットする手はずです。

 と言ってもわたしもそんなにわかってないんですよね。わたしが売りたいものを売れるみたいだから行ってみる的な感じで。わたしが売りたいものとは小説とか短歌とかですかね。文学フリマの公式サイトを見ると、「文学だと思えるものなら何でもOKの即売会」と言ってるみたいなので、小説・詩歌・評論・戯曲とかは当然入るとして、文学だと思える表現の漫画とかイラストとかもいけるのかな。漫画とイラスト集は見たことがあります。とにかく懐は広いみたいです。わたしなら周囲の人に説明するとしたら、「自分で書いた小説とかの作品を売れる、同人誌即売会ってやつですね~」と言いそう。言う機会ないけど。

 

 2と3。これはまとめて書きます。今年(2019年)10月20日(日)の福岡県中央区天神のエルガーラホール8階大ホールにて行われます!

 10月20日だからちょっと先ですね。日曜日の明るい時間(11:00~16:00)に行われるので来やすいんじゃないでしょうか。わたしは福岡県民じゃないので(しかも遠方から来るわけでもないのでホテルからあっという間に行けるわけではない)、朝早くなりますけどね。朝苦手だから起きられるかなあ。

 天神の有名なホールみたいだから(よく知らない)、行きやすいと思います。この間から何度もルートを検索してるんですけど、Googleマップによると県外から来る人は博多駅から地下鉄で天神まで行ってそこから歩くとか、博多駅からバスに乗るとか色々手段はあるみたいです。でも方向音痴なので大丈夫かなあ。

 

 というわけで参加します。わたしが持って行く作品は、これだ!

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おしながき

 おなじみ、「はつかねずみの小説家」にピイの子供の話を足した増補版、ダークで病んでるファンタジーYA風作品「砂糖細工の船―The Despiteful Ghosts―」、あとちょっとしかない「わたしのバーバ・ヤガー」の三冊ですね。

 

 「はつかねずみの小説家」はねずみしか出てこないほのぼの恋愛小説で、児童文学風を銘打っていますが大人向けに書かれていますので、言葉が難しいかもしれません。小説家の少女、桜の木ピイが恋をしたり成長したりする、ある意味安心して読める話だと思います。

 連作短編集で、かなり分厚いです。扉絵を頑張って描いたので、それもお楽しみいただければ。というかイラストを人に頼む勇気と覚悟がないので、イラストは全部わたしが描いています。

 

 「砂糖細工の船―The Despiteful Ghosts―」は、いじめられた中学一年生の少年が、首吊り自殺するところから始まるダークファンタジーなYA(ヤングアダルト)風作品です。今度こそ「YAです!」と堂々と言いたかったのですが、暗すぎて夢も希望もないので「風」と濁しています。ハッピーエンドと言えばハッピーエンドです。自殺後に自分が辛いと思っていた世界が壊れていくのって、ハッピーと言えばハッピー。

 こちらは改稿前のバージョンが読めます。→https://ncode.syosetu.com/n0060ew/

 

 「わたしのバーバ・ヤガー」は魔女の伯母さんと生活する、似たような話があるけど読んだことはないという不思議な巡り合わせの本なのですが、あと2冊しかなくて持ってくる意味を考えてしまうほど。多分もう本にすることはないので、貴重な2冊と言えばそうですね。

 

 というわけで、行くのでよろしくです。ブース番号を書いときます。「い-34」です。壁に近いけど壁じゃない、入り口に近いと言えば近いけど、そんなに近くない「い-34」です。よろしくおねがいします。

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配置図

 では当日のご来場、心よりお待ちしております!