らくだの日記

読んだ本の感想や、書いている小説についてのあれこれを語ります。

Kindleで出ている猫十字社「小さなお茶会」を毎回読んでます。

 猫十字社の猫漫画「小さなお茶会」は、何年か前からずっと好きな作品です。確か元々ネットの情報で知っていて、わたしは動物漫画が好きなので記憶に残っていたんですよね。そして、TSUTAYAで紙の本としての「小さなお茶会」と出会ったのです。

新装版 小さなお茶会 1

新装版 小さなお茶会 1

 
新装版 小さなお茶会 2

新装版 小さなお茶会 2

 

 すごくよかったです。猫の夫婦の日常の漫画なのですが、優しくて静かでファンタジーで、ぷりん奥さんの言動や心の中を覗くたび、彼女が死に近づくすれすれを行っているような危うげな少女の感覚があることも当時感じていました。一発でとりこになりました。わたしは世代ではないので、猫十字社さんの人間の絵は合わないなあって感じなのですが、シンプルな猫の絵なのですんなり入り込めて。

 

 残念ながらこの宝島社版は二冊しか出てません。今後出るのかな?

 

 というわけでその後何年か続きを読めずにいたのですが、最近読書メーターの新刊案内に「小さなお茶会」のKindle版が出ることをお知らせされたので驚きました。

 わたし、読書メーターは気に入った本を新刊案内に出るように設定しているのですが、忘れたころに新刊や復刊が出てくるのでありがたいです。そんなわけでわたしは「小さなお茶会」の続きを読めています。

 

 Kindle端末を買ったばかりなので(Kindle Paperwhite)、それで読んでます。続きってこうなってたんですね!相変わらず優しい世界。

 

 今回読んだ第5集がとてもよかったです。

 二人で外国に旅行に行ったり、ぷりんがもっぷの出版した小説を愛読したり(どうやら普段ぷりん奥さんはもっぷの本をあんまり読まないみたいですね。もっぷの喜びようともっぷが当たり前のように本を直接渡さない辺り)、もっぷのへんくつな友達に会いに行ったり。

 最後の短編がよかった。自分が作ったものを自分以外の人にわかってもらえるって、すごく嬉しいことです。わたしも小説を書いているのでわかります。創作している人はほっとできる短篇じゃないかな。

 

 続きも出るみたいです。

 楽しみですねー。

先月読んだ本。

 先月はけっこう読みました。

 

6月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:2164
ナイス数:57

小さなお茶会 完全版 第4集 (クイーンズセレクション)小さなお茶会 完全版 第4集 (クイーンズセレクション)感想
読んだことのない辺りに突入。ファンタジーみが増してきた。今までと比べてこれと言って印象的な場面はないのだけれど、読んでいるだけで優しい気持ちになれるような素敵な猫漫画。続きも楽しみ。
読了日:06月01日 著者:猫十字社
もののあはれ (ケン・リュウ短篇傑作集2)もののあはれ (ケン・リュウ短篇傑作集2)感想
すばらしい。ケン・リュウの想像力を刺激する、エモーショナルなSF短編集。日本人の滅亡を描いた「もののあはれ」は日本人の性質に寄り添いつつも、「全滅を堪え忍んだ」という(想像上の)父の台詞や、滅びを容易に受け入れるかのような日本人の主人公に皮肉を感じる。「円弧」の不老不死をテーマにした作品は、不老不死となった女が何十年も時間が過ぎてから出会うある人との関係に感情を動かされる。「波」が人類の好奇心と勢いを感じさせる作品でよかった。選択の仕方が、どちらを選ぶにしろ人間らしさを感じさせた。
読了日:06月03日 著者:ケン リュウ
わたしが少女型ロボットだったころわたしが少女型ロボットだったころ感想
何となく積み本を開いて、読みふけってしまった。自分は少女型ロボットなのだと「気づいて」、食べることをやめてしまった摂食障害の女の子の話。摂食障害になって、今までよく構ってくれていた男の子が彼女を受け入れ、手を引いてくれるように明るいほうへ導く様子が何か泣けてしまった。人との距離の取り方が適切な大学生と話し、ずっと会っていない祖母や誰なのかわからない自分の父親のことを考え、母親の恋人と対話する。それだけで少しずつ前進していく。摂食障害にはなったことがないけれど、思春期の危機というものは知っているつもりなので
読了日:06月11日 著者:石川宏千花
水曜日のシネマ(1) (コミックDAYSコミックス)水曜日のシネマ(1) (コミックDAYSコミックス)感想
24歳年上のレンタルビデオ店店長に恋をしたバイトの18歳の女の子の話。映画を何も知らない女の子が、映画好きの店長におすすめしてもらっていくうちに店長のことが好きになる。切ない話だ。映画はわたしも好きだし今のところ紹介されてる作品は全部観てるので、それも楽しみのひとつとなっている。店長は魅力的だし、今夜まとめ買いしてしまった続きが楽しみ。
読了日:06月15日 著者:野原多央
水曜日のシネマ(2) (コミックDAYSコミックス)水曜日のシネマ(2) (コミックDAYSコミックス)感想
真夜中なのに読むのが止まらない!その恋は「間違っている」と店長に拒絶された主人公。でもここから店長のほうがたじたじになるほどの逆襲劇が…。相変わらず色んな映画が紹介され、映画を観たくなってくるなあ。
読了日:06月15日 著者:野原多央
水曜日のシネマ(3) (コミックDAYSコミックス)水曜日のシネマ(3) (コミックDAYSコミックス)感想
ベタな展開で切ないラスト…!店長が過去の夢と向き合えないまま(向き合えそうになったのにそこまでたどりつかないまま)こんなことにー。藤田さんは絶対室井さんのこと好きじゃないしむしろバイト仲間のオタクの人のほうが可能性あるくらいだから店長諦めないで!(夢も)夜が更けていくのに読むのをやめられないままここまで来てしまった。もう最新刊も読むしかない。
読了日:06月15日 著者:野原多央
水曜日のシネマ(4) (コミックDAYSコミックス)水曜日のシネマ(4) (コミックDAYSコミックス)感想
いいお話。生き生きと映画を撮っていた大学時代から何十年も経ち、夢の端っこ(レンタルビデオ店)に居座ることでかろうじて夢を諦めずにいた店長。自分の人生をシネマに例えることもできないくらいに見栄や照れがあり、素直になれない。だがしかし!な4巻。店長はヒロインなのかもしれない(独白多いし)。5巻早く読みたい。
読了日:06月15日 著者:野原多央
町田くんの世界 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)町田くんの世界 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)感想
いいっ!素晴らしい!町田くんという眼鏡なのに勉強が出来なくて、かといって運動もできず、けれど人が好きだという高校生男子の日常。無表情だけど優しくて、子供たちにも愛され、人嫌いの同級生女子の心を自然に開こうとする。すてきだなあ。町田くん目線の話だから世界が全て優しい。続きが楽しみ。
読了日:06月20日 著者:安藤ゆき
町田くんの世界 2 (マーガレットコミックスDIGITAL)町田くんの世界 2 (マーガレットコミックスDIGITAL)感想
無表情だけど人が大好きな町田くん。次々に人を幸せにしていくのは、町田くんが愛されて育ったからだなあ。猪原さんと早くくっつけ。
読了日:06月20日 著者:安藤ゆき
町田くんの世界 3 (マーガレットコミックスDIGITAL)町田くんの世界 3 (マーガレットコミックスDIGITAL)感想
読みきり短編もよき。町田くんを中心にみんなが優しくなれる巻。これは名作だぞ…。
読了日:06月20日 著者:安藤ゆき
町田くんの世界 4 (マーガレットコミックスDIGITAL)町田くんの世界 4 (マーガレットコミックスDIGITAL)感想
町田くん、モデルの同級生よりちょっと小さいだけってことは、タッパあるのではないだろうか。さすが陰のアイドル。今回も話だった。町田くんは少々恋に鈍すぎ。
読了日:06月20日 著者:安藤ゆき
町田くんの世界 5 (マーガレットコミックスDIGITAL)町田くんの世界 5 (マーガレットコミックスDIGITAL)感想
ドルオタのひとの恋、とてもよかった。町田くんの機転ナイス。町田くんの中でもなにかが始まった化のようなラスト。
読了日:06月20日 著者:安藤ゆき
町田くんの世界 6 (マーガレットコミックスDIGITAL)町田くんの世界 6 (マーガレットコミックスDIGITAL)感想
思わず追加購入…。町田くんの人たらし業務が遂行される合間に進む、町田くんの恋。いいお話だ…。
読了日:06月20日 著者:安藤ゆき
wisの夏目漱石 10 「文鳥/僕の昔/初秋の一日/他4編」wisの夏目漱石 10 「文鳥/僕の昔/初秋の一日/他4編」感想
オーディオブック。誇張がなく、淡々とした小説。なのにとても面白い。「文鳥」が一番好き。
読了日:06月25日 著者:夏目 漱石
火曜クラブ (クリスティー文庫)火曜クラブ (クリスティー文庫)感想
安楽椅子探偵の元祖(?)、ミス・マープルものだけの短編集。とても面白かった。シンプルながらまとまっていて、なおかつ結末が訪れるとやるせなかったり恐ろしかったり様々な感情を掻き立てられる。トリックや動機は今ではメジャーなものが多いのでわたしでもわかるものが多かったが、それでもハッとなる話が多かった。やはり登場人物たちの魅力によるものが大きいだろう。ミス・マープルは特に魅力的で、たまには嫌味を言うけれど、親切で目端のきく人でとてもよかった。
読了日:06月28日 著者:アガサ・クリスティー,中村 妙子

読書メーター

 

 「小さなお茶会」は今月出た5巻も買いました。kindleで毎月出てるんですよね。毎月の癒しとなってます。

 

 ケン・リュウ作品は最高ですよね。情に訴えつつも理や知を用いて語る感じ。これも読んですぐに最近出た短編集「母の記憶に」を買いに走りました。未読ですけど。

母の記憶に (ケン・リュウ短篇傑作集3)

母の記憶に (ケン・リュウ短篇傑作集3)

 

 

 「わたしが少女型ロボットだったころ」はYA(ヤングアダルト)小説で、悩める十代の子たちにおすすめしたい。摂食障害になったとみなされている女の子は、自分をロボットだと認識していた、という話。一人で自分を育ててきた母に恋人がいて、母は何でもその人に話してしまう。自分と母だけの秘密がなくなってしまう。そうしてご飯を食べられなくなった彼女を、皆が摂食障害だと思う。でも、彼女は自分をロボットだと思っている。まるちゃんという男の子は、彼女の言葉を否定しなくて、という流れです。優しくてリアルめのYAでした。

 

 「水曜日のシネマ」は年の差ものの漫画です。四十代のレンタルビデオ店店長に、18歳の女の子が恋をしてしまうのです。店長は夢を追いかけて挫折した人なので、いい意味で少年っぽさが残っていて、わりとお似合いだと思ってしまいます。次が最終巻のような気がするんですがどうなるんだろう。

 

 「町田くんの世界」はさっき最終巻を読み終えました。勢いで買った作品だけどよかったです。飛び抜けたものはなく、見た目も冴えず、けれど常に人への愛に溢れている町田君。全てが町田君の優しさで変わっていく様は、愛って偉大だな、とフィクションながら思ってしまいます。

 

 オーディオブックは最近わりとよく聴きます。通勤中めちゃくちゃ暇なんですよね。音楽も飽きるときがあるし、ラジオもradikoに有料ユーザーとして登録して聴いたりしますがそれも飽きるしお気に入りの番組は決まってるので、最終手段としてオーディオブックを聞きます。今まで小川洋子作品とか聴いてましたがそれにも飽きて夏目漱石に手を出したのです。むかーし読んだ作品ばかりですが、漱石の作品は誇張が感じられなくていいですね。お経を聴いたあとのような落ち着いた気分になります。わたしは「文鳥」が気に入ってます。

 

 「火曜クラブ」はミス・マープルもの。四日間くらいで読み終わりました。面白かったですね。これもkindleで買ったのですが、寝しなに読むのにはぴったりでした。kindle端末、軽いし。一番最後の事件と、女優が語る謎かけの回がはっとして面白かったですね。人間模様がまじでよいです。どろどろしてます。ミス・マープルの観察眼を磨いたという小さな村ってどんな殺人村なんだ……。

 

 あとは同人誌を二冊読みました。鹿紙路さんの「翼ある日輪の帝国」。古代の帝国アッシリアを舞台にした連作短編集で、これはかなりすごかった。兵士や亡国の姫や王妃や石工、はては王に至るまでがそれぞれの話の主人公なのです。わたしは「兵士の物語」の心が回復していく人間の様子がたいへん感動的だと思いましたが、言葉として印象に残っているのは「石工の物語」の最後の女の悲痛な言葉ですね。

 同人誌通販のboothで売ってるので、気になった人は買ってみて読んでみてください。

 

 二冊目の同人誌は漫画もあります。ささやかさんくみさんの「メンダコ1/4」という本です。

 親族にメンダコがいて顔がメンダコの少女が主人公のお話。こういうの同人誌でないと読めない感じですね。ストーリーは孤立して無表情だと揶揄されがちな女の子小海ちゃんが、初めてもらった言葉で呼吸ができたかのような安心感をもらう、という真面目な話です。小説版も繊細でよいです。

 

      ***

 

 今はこれ読んでます。

うつくしい繭

うつくしい繭

 

 作家の飛浩隆さんが絶賛していたので、つい単行本を買ってしまいました。まだ四分の一、短編集の第一話しか読んでいないけれど、面白いです。初めての作家さんなのですが、文章が淡々として、誠実な感じがして、安心して読めます。こういう要素って最近いいなと思い始めました。派手な作品や突飛な作品も面白いですが、やはり淡々としていても読める、筆力のある作家さんは信頼に値します。物語を楽しめるのはそういうのが前提ですしね。

 第一話の「苦い花と甘い花」は東ティモールを舞台にしていて、この時点でわたしは絶対書けないやつ。作者さんは海外で働いていたみたいな情報を見たのですが、それは絶対に日本にしかいない人間には書けないものを書けてしまいますね。最後がとてもざわざわして、主人公の心の底にある欲を急に見せられた形で慌ててしまいました。それからちょっと休んでます。強い物語だ……。続きも楽しみです。

 

 今月もたくさん読みたいですね。最近YAをたくさん読みたいと思ってるんですよ。元々たくさん持ってるけど、大人向けの本の合間に読んでいこうと思います。

先月読んだ本。

 久々の更新。先月は漫画(しかもKindle)ばかり読みました。

 

5月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2118
ナイス数:55

多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。感想
猫の漫画と文章で「人間関係に疲れやすい人」のためにアドバイスを与えてくれる本。これだ!と思って読んでみたけどすごくピンと来るわけではなく(特にページを割いてあるSNSの章は、普段タイムラインが荒れないように気をつけているからかピンと来なかった)、たまに「ほう!」と納得するトピックがある感じだった。多分わたしはそこまで人間関係に疲れてないのかな。うっすら当てはまるけど今の環境はまあまあいいようだ。解説の「無意識には主語がなく、他人に悪口を言ったつもりが自分の人格が荒んでくる」という科学的な話が面白かった。
読了日:05月01日 著者:Jam
小さなお茶会 完全版 第1集 (クイーンズセレクション)小さなお茶会 完全版 第1集 (クイーンズセレクション)感想
よかった。宝島社の大判の紙の本でも2巻まで持っているので新鮮味はないのだけれど、猫のもっぷ・ぷりん夫婦の日常がメルヘンに切なく優しく過ぎていくのは精神衛生によい。そうかあ、もっぷは詩人だったか。だから優しいのかな?もっぷはとても優しく思いやりのある夫。ぷりんは無邪気なところのあるかわいい妻。二人が寄り添い、一軒家でゆったりと過ごす様子は何かちょっと泣ける。巻末のなれそめ漫画もよかった。紙の本は古本でしか最後まで読めないみたいだけど、このKindle版は読めるみたいなので楽しみ。
読了日:05月03日 著者:猫十字社
小さなお茶会 完全版 第2集 (クイーンズセレクション)小さなお茶会 完全版 第2集 (クイーンズセレクション)感想
すばらしい。柔らかく甘く優しく切なく、時に哲学的な猫の少女漫画。猫の夫婦が主人公だというところがひと味違うけど、まさしく少女漫画だ。巻末の美人の友人とぷりんの関係を描いた話もとてもよかったけれど、夫もっぷの好きな美しい女優のブロマイドを見つけた妻ぷりんが少女に戻ったように悲しむ話や、姪っ子のみとんがやって来ての一挙一動もよかった。大人と子供を対比したみとん目線のストーリーは、鋭くてたまにどきっとする。この作品、永遠に読んでいたいなあ。
読了日:05月04日 著者:猫十字社
小さなお茶会 完全版 第3集 (クイーンズセレクション)小さなお茶会 完全版 第3集 (クイーンズセレクション)感想
優しいファンタジーだ。理想の詰まったファンタジー。ちょっと合わない相手や気難しい相手がいても、もっぷやぷりんは「まあまあ」と互いを慰めてやり過ごす。子供に手作りのミトンを配る話、もっぷが詩の会でぷりんのために書いた詩を朗読して、ぷりんがコンプレックスに思っている女優びおら・ぱおらの称賛を受ける話がよかった。登場するのが猫だからいやみなく読めるのだと思う。人間だったら非現実的で入り込めない。四巻を読みたいけど来月頭に配信だ。
読了日:05月05日 著者:猫十字社
I【アイ】(1) (IKKI COMIX)I【アイ】(1) (IKKI COMIX)感想
神様を探す浮浪児イサオと、自分が何なのかわからない裕福な家の子雅彦の二人旅。「見ればそうなる」がけっこうぞっとするなー。新しい場面を見るたびにぞわっとした。最初は謎のやり方で死にたい人を次々死なせていたイサオだったけど、途中からその能力で新興宗教の始まりみたいな展開になるのが面白い。不気味なんだけど、何故か惹きつけられる。紙の本で読んだときは不気味すぎて手放したけど、これは続きが気になる。ただし気力がいる。
読了日:05月06日 著者:いがらしみきお
I【アイ】(2) (IKKI COMIX)I【アイ】(2) (IKKI COMIX)感想
和尚殺しでイサオが捕まり、雅彦は自分の取り調べをしていた刑事の紹介で「人間農場」に入団する。いやー、気持ち悪かった。団長の洗脳の手法も気持ち悪いし、それが団長の親世代以上から続いているらしいことが不気味。雅彦は初めて愛を知るが、みなちゃんがワケがわからない子なので単なる肉欲や執着のような気もする。そして現れるイサオ。トモイと神様の真実は意外だったけど、事態は次の展開へ。ふつうに続きが気になる。
読了日:05月08日 著者:いがらしみきお
I【アイ】(3) (IKKI COMIX)I【アイ】(3) (IKKI COMIX)感想
神様とは何か。結論が出た。津波のあとのシーンは涙がじわじわ止まらないし、そこで出会う少年健太がそのあとも健やかであってほしいと思う。イサオと雅彦、それぞれ同じ結論に至ったということでいいのかな。いい作品だった。というか雅彦の父が立派。浮浪児のイサオを家に入れて世話をし、雅彦がわけのわからないことになっても決して見捨てない。加代子がとても気の毒だったけど、彼女は彼女で一生懸命生きていた。
読了日:05月08日 著者:いがらしみきお
ダンス・ダンス・ダンスール(13) (ビッグコミックス)ダンス・ダンス・ダンスール(13) (ビッグコミックス)感想
面白すぎるー!「眠りの森の美女」のオーディションに挑む潤平と夏姫。才能ある二人がペアとしてがんばるのだけど、精一杯やって、人を惹きつけ、それでもこの結果。この巻では伏せられた海咲と響のペアはどう踊ったのだろう。まさに自分を卑下してばかりの響が眠りの森の美女のように目覚める回だった。早く響たちの演技が観たいなー。
読了日:05月15日 著者:ジョージ朝倉
群青にサイレン 9 (マーガレットコミックスDIGITAL)群青にサイレン 9 (マーガレットコミックスDIGITAL)感想
再読(一読目は紙の本のほうに登録してしまった)。掲載誌が休刊になって一旦まとまりよく終わってる巻。リトルリーグでいじめに遭っていた孤独な角ヶ谷が出会った、太陽のように明るい少年修二が、中学で出会うと影のある野球嫌いになっていた。とても辛いけど、その暗さや陰鬱さは群青にサイレンらしい。メインの修二と空の確執もほどけかけ、修二のキャッチャーとしての道に焦点が当たっていくのかな。暗くて自己中だけど懸命にがんばる野球少年を見たいなら群青にサイレンを読むべき。
読了日:05月16日 著者:桃栗みかん
しろくまカフェ today's special 3 (マーガレットコミックスDIGITAL)しろくまカフェ today's special 3 (マーガレットコミックスDIGITAL)感想
ひさびさに出た続き。ほのぼのするなあ。新キャラ(というかパンダ君の弟)ディディがいとおしい…。理系の子パンダ。
読了日:05月24日 著者:ヒガアロハ

読書メーター

 

 いがらしみきお「I」は気持ち悪いんだけど人間の根源を見ているようなここちよさがあり、とてもよかったです。ただ何度も読みたいタイプの話ではないなあ。目を焼いた火箸で突くとかいう「ギャー」となるものが描かれるので。ただそんな人の恐怖心をえぐってくる作品なんですが、人を救うのは愛なんだということを実感させてくれる作品です。忘れがちなことですけど。
 
 猫十字社小さなお茶会」は毎月の楽しみとなっています。猫の夫婦が静かに暮らす様子を描く日常漫画なんですが、こちらの心の弱いところを撫でてくるような、優しさがある作品です。昔の作品だけど、今となっても絵柄がかわいいし、少女のような妻と優しい夫の日常、というだけで心休まります。もちろんこんな夫婦は現実にはいないんだろうけども、フィクションの中にいるだけでも嬉しい気がするではありませんか。
 
 ジョージ朝倉ダンス・ダンス・ダンス―ル」は大変よかった。男の子のバレエ漫画なんですが、身体表現っていいなあと思いました。わたしなんかは身体表現がくそ苦手で高校の授業の創作ダンスで同級生に居残りさせられて踊らされたくらいなので絶対にできないんですが、何かしらの身体表現をしてみたいなと思わせてくれますね。演劇とか、朗読とか、そういうのやってみたいなとか。
 内容は、「眠りの森の美女」の主役争いの回です。主人公があんなことになったものの、ライバル海咲たちがとても見事な人間ドラマを演じてくれたので、ぼかぁ満足だよ。
 
 桃栗みかん「群青にサイレン」は再読です。掲載誌休刊で一旦完結している巻。最近雑誌が休刊になりまくってますが、不安になりますね。わたしもずっと単行本派なんですが、特定の漫画ばかり応援しても駄目だなと思わされますね。でもそこまで漫画ファンじゃないし、疲れてるから読んで心地いいおなじみの作品しか読みたくないしってことで、悩みますね。「群青にサイレン」は「ジャンプ+」とかいう集英社のアプリで続きを読めるみたいです。
 わたしはここ数年、青春の苦みを描いた作品が大好きなんです。群青にサイレンの、コンプレックスまみれの主人公や、挫折を味わった先輩のような、明るいところ以外の人たちを描いた作品がとても胸に響くんです。多分わたしはそっち側の人間だと思ってるんだな。最新刊は主人公の友人がいじめに遭っていたころの話を描いていて、どう彼が進んでいくのかが楽しみで、おすすめです。
 
     ***

 今は文学フリマ福岡で出す、新刊を改稿してます。「砂糖細工の船 ―The Despiteful Ghosts―」という、十年以上前からずっと書いてきた「砂糖細工の船」シリーズの完結版です。砂糖細工の船の中で狂気と共に暮らしていた人たちが関わり合い、元の現実世界に戻されて、みたいなストーリーが基本でしたが、今回は見方ががらりと変わりまして、新しい砂糖細工の船はかなり違う意味合いを持っています。まあ読んでのお楽しみです。
 
 あとは読み合いっこの短編をちょっとずつ書いてますね。自分らしくない話のような、やっぱり自分らしいような、そんな伝奇ホラーです。

 他人様の同人誌を読んでみたり。これは結構楽しいです。クオリティーがわかっているものを読んでるので、安心感があるし、皆進歩してるなーって感じの喜びがあります。今は鹿紙路さまの「翼ある日輪の帝国」をちびちび読んで、連作集なんですがあと三篇です。
 
     ***
 
 今度はこれ読もうと思ってます。
うつくしい繭

うつくしい繭

 
歪み真珠 (ちくま文庫)

歪み真珠 (ちくま文庫)

 
火曜クラブ (クリスティー文庫)

火曜クラブ (クリスティー文庫)

 
 今読んでててこずってるアイルランドの実験小説。 

 って感じですね。

「ボク、ただいまレンタル中」と「ひとりぼっちのロビンフッド」。

 さっき突然思い出し、内容が頭の中で上映されまくって止まらないので、子供のころに読んだ児童書について書いてみる。

 

 

ボク、ただいまレンタル中

 

 この作品は、多分従姉からもらいました。わたしはあんまり本を買ってもらえる子供ではなく、もらった本と学校の図書室の本で読書欲を満たしていたのでした。図書室の本でも印象的でのちに絶版になっているのを購入した本などありますが(坂東眞砂子「メトロ・ゴーラウンド」など)、もらった本で一番印象的なのは「ボク、ただいまレンタル中」と「ひとりぼっちのロビンフッド」ですね。どちらも課題図書のシールがついていたので、従姉も読書感想文コンクール用に買ってもらったんでしょう。

ボク、ただいまレンタル中 (新・こども文学館)

ボク、ただいまレンタル中 (新・こども文学館)

 

 どうっすか、この胡散臭い感じのおじさんと、あどけない少年。

 この二人は「レンタルまご」の仕掛け人と、アルバイトとしてレンタル孫をする少年です(名前は失念。本が手元にないのです)。今から書くのは、わたしの記憶の中の「ボク、ただいまレンタル中」です。

 

 少年は絵を描くのが好きなんですが、お父さんも絵描きだったのです。でもお父さんは被爆者で、被爆のために亡くなっており、少年はお母さんと二人で暮らしています。お母さんは少年が絵を描くのをあんまり好んでいなかった記憶があります。お父さんはあんまり有名な人とかじゃなかったみたいだし、絵の道に進んでほしくないんでしょう。

 そんな少年の元に現れたおじさん。おじさんはレンタル孫という仕事で、お年寄りを幸せにしてあげたいみたいなことを言って少年に協力を呼びかけます。少年はお母さんの許可を取り、お小遣い稼ぎにレンタル孫を始めます。

 

 最初に派遣されたのは、金さんという在日朝鮮人のおじいさんがいる病院。金さんは怖い感じのおじいさんで、在日朝鮮人として辛い思いをしながら生きてきた人でした。金さんは、日本人を敵として生きて、血がにじむ思いでお金持ちになり、息子にも「日本人には絶対に負けるな」と言って厳しく育ててきました。でも、息子はそんなお父さんに反発し、日本人の女性と結婚して出ていきます。息子には子供がいます。レンタル孫の少年は、息子に似ているのだそうです。

 おじいさんは少年を見ながら泣きます(もうこれを書くだけでわたしも泣けてくる)。少年はおじいさんのために、仕込まれた「アリラン」を歌ってあげます。

 

 何度も読んだのにここ十五年ほど読めてないので記憶が曖昧ですが、こんな感じ。細部を思い出したいので本を見つけたいんですが、どこ行っちゃったんだろう……。

 

 続いて、少年は日系アメリカ人のおばあさんのところに派遣されます。おばあさんはお金持ちで、しゃべり方が何となく特徴的。

 おばあさんは、戦時中のアメリカで日系人収容所に入れられていて、息子をそこで亡くしていました。おばあさんは息子の代わりとして少年をレンタルしたのです。

 一日一緒に出歩いたあと、少年は絵を描いて、おばあさんにあげます。おばあさんは大喜び。

 家に帰って何かすごいものが届いた気がするんだけど、思い出せない……。確かおばあさんの経済力で高級絵具かイーゼルか何かを買ってもらったような。在日朝鮮人のおじいさんからもらったんだっけ?

 

 今まではお金持ちのおじいさんおばあさんのところにレンタルされていったのですが、最後は田舎に住む普通の老夫婦のところへ。おばあさんのほうが孫がほしい孫がほしいと騒いで、確か勝手にレンタル孫を頼んだような。おじいさんは乗り気じゃなかったのです。田舎の人の「すぐそこ」は遠いので、迎えに来たおじいさんが「すぐ着く」と言うわりには遠い。

 おばあさんは大喜びで色んなものを食べさせてくれます。仏壇には位牌。

 おじいさんがおばあさんに責められるシーンが印象的。おじいさんは教師で、戦時中多くの若者を戦地に向かわせる教育をしていました。息子の「勝利」にも同様に。息子は戦死。おばあさんは「おじいさんが息子に死んで勝て」と言わなかったらうちには本当の孫がいた(わたしの記憶なのでご容赦を)と責めます。おじいさんは黙っています。勝利さんは一人息子で、結婚することなく亡くなりました。

 少年はおじいさんが墓参りするところを見てしまいます。おじいさんは墓の前で身も世もなく泣いていました(もうこれだけでわたしも泣く)。

 

 この村でのシーンは、他のレンタル孫と接するシーンが印象的。よその畑に入ってトマトを泥棒して持ち主に怒られたり(他のおじいさん)、川で遊んだり、いじめたりいじめられたり……。これ全てレンタル孫です。この村では若者が戦死したため、孫世代もいないのです。全部レンタル孫だとわかったときは結構ぞっとしました。トマトを泥棒するのも、村のおじいさんおばあさんたちは喜んで怒っているのです。孫世代がいたらこういうことをしていただろう的な。

 

 と、ここまで思い出しましたが、最後に印象的だったのが、レンタル孫仕掛け人のおじさんが詐欺師として逮捕されるところ。この人も何かあったのかなあ(戦災孤児だったような気がしているのですが、何しろ本が手元になく)。

 この本は単純に反戦を訴えるのではなく、戦争の被害者や、その後の困難な人生だけでなく、加害者加担者も描いているところがすごいと思います。後悔とif(もしも)の世界で生きる老人たちを描きながら、少年の目を通して書くあたりがいい作品って感じ。老人だけを書いたら伝わりにくいエピソードも、少年が描くと変わります。

 

 あー、また読みたい。本当にどこにあるんだろう……。

 

 

ひとりぼっちのロビンフッド

 

 これまた何度も読んだ本です。

ひとりぼっちのロビンフッド (きみとぼくの本)

ひとりぼっちのロビンフッド (きみとぼくの本)

 

 勇ましい猟犬で飼い犬の「テツ」と出かけた武。何と巨大イノシシと出くわし、崖から落ちた(かな?)ショックで体から魂が抜け出て、テツの体に同居してしまいます。体は見つかりましたが、昏睡状態。魂はテツの中にいるのだから当然です。

 少年は、テツの中から出て体に戻るための呪文を「金目大王」という巨大イノシシから手に入れるため、修行を始めます。

 

 この作品はわりとユーモラスです。テツが一番ユーモラス。自分のことを「アタイ」と言うし、お前オスだし勇ましいイメージだったのに……とがっかりする武にくすっと笑えます。でもテツはかっこいいんですよ。武のために一匹で(魂は武も一緒ですが)戦うんですから。

 

 武が昏睡状態で、父が、母が、泣きはらしたような疲れた顔で登場するのが印象的。武が好きだった「翼をください」を小学校の同級生たちが歌ってテープで聞かせるシーンとか。武は絶対に戻ろうとします。

 

 金目大王との戦いは、テツの中に武がいるので人間臭い動きをしたり、犬に戻ったり、面白いんだけど迫力があります。

 

 こちらは自然とのつき合い方について書かれた作品で、金目大王の正体も考えさせられました。ただのイノシシではなかった。

 

 最後に武の通夜が行われ、そこに飛び込むテツ、そして……というのがよかった。あーまた読みたい。どこに行ったんだ。

 

 

最後に

 

 子供のころであっても、感銘を受けた本はなくしたり処分したりするべきではないです。皆さん本は大事にしましょう。処分するのは壁本くらいにしとこうね……。

東京旅行の記録。

 東京行ってきました。2泊3日。目的はライブです。

 

 

一日目。実感も湧かず、ぼんやりしながら飛行機に乗り、現地入り。

 

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Instagramに載せたおしゃれ加工のスーツケースの写真。

 朝が早く、5時半起きで、色々張り切っているというよりは「え? 今日が本番?」って感じで戸惑いながら準備。飛行機は11時で全然早くないんですが(朝が苦手なのと送迎してくれる親を早く起こすのがしのびなく、11時にしました)、何だか実感が湧かないまま電車に。博多駅に向かいます。

 

 博多駅も最近はよく行くので映画観に来たとか買い物に来たとかそんな感覚で、本当に実感が湧かず。地下鉄に乗って、いつもは天神に行くのですが今日は福岡空港に行くよってことで変化が生まれるかなーと思うけれどもやっぱりぼーっとしていました。ちなみに福岡市はコンパクトにまとまった都市なので、博多から地下鉄で2駅で福岡空港に行けます。便利。

 

 福岡空港ではジェットスター航空というLCC(格安航空)を利用。受付開始は2時間前からでそれはいいんですが、出発の30分前で受付が締め切られるので早めに受付。カウンターの数に比べて係の人が少なく、しかも急ぎの人が優先なので、混んでるときは大丈夫なのかなと一瞬心配になりましたがわたしは大して待たなかったのでまあいいか。

 スマホで予約の番号を見せて、チケットを発行してもらい(自動発券機でもできるらしいけど使い方がいまいちわからずカウンターで出しました)、スーツケースを預けました。スーツケースは追加料金を払って15キロまで預けられるようにしていたのですが、7キロくらいだったので惜しいことをしました。

 ジェットスター航空は結構厳しく機内持ち込み荷物(手荷物)の重さを量るってことだったので(7キロまで無料)、3キロ未満のリュックを持って行き、スーツケースを量るついでにはかってもらい、OKのサインとしてタグのシールを巻き付けられました。このときはこんなもんだと思っていたのですが、帰りは全く手荷物の重さを量られず、なぜ……となったり、荷物重そうだったからラッキーとなったりしました。

 

 飛行機気持ち悪かったです……。吐くかと。機内で一番七面相をしていたと思います。安定するまでの間も、着陸態勢に入ってからも気持ち悪い。安定してる間も落ち着かず暇。一時間半くらいで成田空港に到着。隣の人のひじ掛けを奪っていたのですが(無意識に)、隣の人親切で、わたしがベルトのバックルを開けずにいて、助けを求めたら無言で開けてくれました。ありがとう。そしてごめん。

 

 成田から東京へは色んな交通手段があるのですが、一番安い「東京シャトル」を選びました。ジェットスターの機内で100円引き900円のチケット引換券が買えます。いわば高速バスなのですが、とりあえず空港内の京成バス?のカウンターでチケットと交換。予約もします。成田は広いので遠いのですが、頑張ってスーツケースを引いてバスに到着。

 

 千葉県から東京都に向かう道中では車のナンバーを見て楽しみました。スマホは車酔いするしGoogle Map使いたいので電池保持を優先。ほほー、多摩! ほほー、品川! よそだなあ。って感じで。

 東京駅に到着。人が多い感じはあまりせず。博多駅のほうが混んでるかもしんない。それだけ利用人数に対応できている広さってことだと思うけど。とりあえず広大な東京駅を歩き回り、一番象徴的な赤レンガの外観を撮りに向かいます。これ見せると家族とか地元の人とか喜ぶと思うんで。

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これとか大喜びっしょ。

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わたしはこの角度が好き。

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十二支のある天井。

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これとかいいと思う。

 満足したのでホテルに向かいます。丸の内線の入口を探し、ネットを駆使して見つけます。地下鉄の入口当たりのカウンターで東京メトロ24時間使いたい放題カード(名前はわたしがつけた)を600円で購入。900円くらいで地下鉄全線の使いたい放題カードが買えたのですが、まさか東京メトロを出ないだろうと思い、選びませんでした(のちに後悔)。

 

 地下鉄で丸の内線に乗るのですが、いまいちわからず。福岡の地下鉄路線図はX型になっててちょうシンプルなのですが、東京の地下鉄路線図は入り組んでてわからず。ライブ会場がマイナビBLITZ赤坂なので赤坂駅のすぐ近くのホテルを予約していたのですが、赤坂駅、見つからず。とりあえず似たような名前の赤坂見附を目指します。

 着いたけど、やっぱりわからず。駅員さんに訊いて、国会議事堂前に行って、千代田線に乗り換えたら一駅で赤坂に行けるとのことで、ややこしいけどとりあえず乗り換えました。

 赤坂だ。意外に人少ないです。休日の博多・天神(殺人的に混む)を基準に考えていたので拍子抜け。平日の博多より少ないかも。でもこのくらいがちょうどいいです。

 

 Google Mapのお力を拝借してホテルへ。近ーい。いい感じのホテルで、部外者は入れないしちゃんとオートロックだし、24時で施錠されるし(でもキーを持ってれば入れる)、中もきれいでダブルベッドだし、家に帰って来たかのような安心感。写真はないです。ホーム感ありすぎて忘れました。

 夜はオフ会なのですが、5時半に起きて朝食を取ってからは何も食べてなかったので近くのローソンへ。もぐもぐ。

 

 夜までぼーっとして、時間になってからGoogle Mapを使って赤坂見附のお店へ歩きます。明るーい。こりゃ闇に沈み込んだわが町の夜のほうが危険だぞ(イノシシとかの動物が襲ってきたりするからね!)。お店は雑居ビルの2階でした。一番に到着。

 オフ会は楽しかったです。ほほーう、皆さん実体を持った人間だったと今更ながら確認。わたしはというと、究極の人見知りなので言うことなすこと全部外してしまいましたが、5年~8年くらいのつき合いのフォロワーさんばかりだったので初対面にしてはましだったのではないかと思います(これで? って感じですが)。

 全員からおみやげをもらいました。わたしはあんなに迷ったのにブラックモンブランのお菓子を買ってなかったことをめちゃくちゃ後悔。ブラックモンブランは九州では大人気のチョコレートアイスで、そのお菓子版らしかったのです……。空港にあったのです。

 次会うときは会話の感じをチューニングしておみやげも買っていくので、よろしくお願いします(5年後とかに)。

 

 という充実した1日目でした。

 

 

2日目。東京メトロの外側でうろうろする。

 

 朝7時半に起き、ホテルの朝食を食べ、部屋の清掃をしてもらいたいので10時から15時くらいまで出かけました。

 

 目的地は全く決めていなかったのですが、とりあえず神保町に(東京メトロの外なので、あのカードは「ピーッ」と鳴ってはじき返されました)。古本屋でこれがほしかった。

トラディショナル ポプリ―英国の香りと彩りを味わう

トラディショナル ポプリ―英国の香りと彩りを味わう

 

 でも、神保町の街って独特なんですよねー。外壁が本棚でそこに本がずらっと並んでたりしてすげーとなりました。中に入る勇気が全くなく、外の本を目で舐めて終わり。演劇関係の古本屋さんに惹かれました。「ユリイカ」の過去の号、いいなーと思って眺めますが、気を引き締めてうろつき、結局勇気が湧かないままリュックがくそ重いので珈琲館という喫茶店で茶をしばく。珈琲館ブレンドのコーヒーおいしかったです。

 

 もういいか。荷物重すぎるし休む方向で行こう……と当初から行くつもりだったブックカフェへ向かおうとして、さっきは空いてなかった児童書系のブックカフェが開いていることに気づく。ふらっと入ってふらっと本を手に取ってふらっと買ってしまったよ。

リンドバーグ: 空飛ぶネズミの大冒険

リンドバーグ: 空飛ぶネズミの大冒険

 

 荷物重いって言ってるのに何で大型絵本を買う? って思いましたがどうしてもほしかったので……。本は一期一会なので……。絵が緻密で素敵なんですよ。あとショーン・タンだと勝手に思ってたけど今見たら別の人やん。

 

 そして初台駅に行きます。このときは気づいてなかったけど、赤坂からどんどん離れていっている。

 そしてとても行きたかったブックカフェ、フヅクエ(fuzkue)へ。Google Mapが目的地に着いたって言ってるけどどこにあるのか全くわからなかったので、公式のサイトに行ってアクセスを見たら、床屋さんの上の階にあるとのことで、あのトリコロールのくるくるを探してみたら確かにあって、「え、この上⁉」って感じでした。でも階段(狭い)の壁には確かに2階にあるって書いてある。

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2階にあるそうです。

 男の人がその階段を下りてきて、何かしてて、「どうぞ」というので、「あっ、お店の人!」となりました。いきなり店長さんらしい人に遭遇。

 中に入って「予約してないんですけど」と恐る恐る言ったら、「大丈夫ですよ。お好きな席にどうぞ」とのお返事で、ありがたく一番よさげなおおきな椅子に座りました。

 お店の決まりみたいなのを渡され、「これがネットで言われていたやつ……」と思いながら熟読。カジュアルな口調で無理のない程度の決まりを説明してあって、数ページに渡るものです。ここに本を読みに来るくらいの人なら苦痛ではないと思います。

 注文の仕方とかメニューとかのページを読んでるうちにだんだんお腹が空いてきました。でもここは椅子。移動したい。ってことで店長さんにチキンカレーを注文するついでに席移動しますと宣言して窓際の席に移動。

 これを読んで待ちました。

零號琴

零號琴

 

 これ面白いです。でも多分600頁くらいあるので進まない……。

 チキンカレーはスパイシーかつ辛くない感じで、イメージを超えてくる感じでした。おいしかったです。お腹が満ちたところで再び読書。

 結局2時間近く居座って、零號琴も150から200頁くらい進んだような。すごく集中できました。落ち着くを通り越して本の世界しかない感じになりました。

 いやー、よかったです。地元には絶対ない感じの店で、また来たいけど東京にはそうそう来られないので5年後とかに。

 帰るとき、Google Map(大活躍)を見て「えっ、赤坂まで25分⁉」となって驚きました。神保町に行き、そこからの初台だったので実感がなかったのです。とりあえず東京メトロはあのカードがあるので東京メトロとの乗り換え駅(新宿三丁目)までの切符を買い、どうにか最小限の出費で済ませました。ふう。

 

 夜から本番のライブです。いかにも「ファンです」みたいなライブTシャツを着て行きました。東京めっちゃ暑かったのでこれにロングTシャツで充分でした。

 人が多い……。これ全部ファンか……と戸惑いながら並びます。わたしの番号はかなりあとです。グッズ購入の列がえげつない。

 フォロワーさんとTwitterでやりとりしながら待つ。会ってないけど同じライブに来られていたので助かりました。暇だったのでTwitterしたりLINEで友達とやりとりしたりInstagramに「会場に着いた。あと他の東京っぽい写真」みたいな感じで投稿したり。

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マイナビBLITZ赤坂。人が多くてえげつない。

 ついには母と電話したりしました。会場前の階段で響き渡る九州弁……。

 ライブは、待ち時間でも隣の人が前に重なろうと徐々に来たり、ライブが始まるとどっと人が前に押し寄せたり、「あちゃー、前のほうに行けてラッキーと思ってたけど失敗だー」と思いながら過ごしました。ライブ前は全部見えるいい場所だったのに、ライブ中は前の人の頭しか見えない。びっちりと囲まれすぎて体動かせなくてつらいし。

 ライブのパフォーマンスはよかったです。新曲はどれも今までのを超えてきてる感じ。ファンクラブ限定のライブだったこともあり、アーティストはリラックスした様子でいつもだったら見られない感じだったし。

 ただファンクラブ限定ライブを本当に舐めてました……。みんな情熱がすごすぎて、ついてけない。帰りの混雑でも情熱がほとばしっていて、500円払ってもらったドリンクチケットを飲み物と交換することもできない。CDを予約してライブ後のイベントに参加したい人のむんむんとした熱気がつらい……。ついには混雑の中誰かから固いものをぶつけられたと思ったら、すれ違う人全てに肘鉄を食らわす人までいて、「こわい! かえる!」となってドリンクすら諦めて帰りました。

 そのような辛い2日目の最後でしたが、新曲よかったなあ、早くアルバム手に入れたい、と思えているので、パフォーマンスはホントによかった。

 

 さあ、あとは帰るだけだ。

 

 

3日目。悪天候

 

 曇っている……。飛行機が飛ぶのか心配しながらホテルを出ました。

 東京駅に着いてどうにか帰りの東京シャトルのチケットを買い、何だかよく意味がわからなかったので、小雨の中働いている東京シャトルの係員らしい人に質問。「うん、この時間に乗れるんじゃない? それまで時間があるから大丸でうろうろしたら? エスカレーターを降りると地下街が楽しいよ」と親切に教えてくれ、「東京の人は優しいなあ」と思いながら大丸へ。

 みやげを一つだけ買い(経済力の限界)、また戻るとさっきのおじさんはいない。仕方なく東京シャトルの発着所に行くと、「ああ、このチケットなら時間早められますよ」と言われ、ええっとなる。何かがおかしいぞ、と思ったけど、よく考えたら衣装違うし、さっきのおじさんは自転車整理の人だったみたいです。関係ない人に質問して、てきとーに返事されたみたいです。でも親切に話してくれたから、OKです。

 

 飛行機に乗る前に保安検査場にて飲み物を目の前で飲むように言われたときは驚きましたが、とりあえずクリアして飛行機のゲートに。

 ジェットスターではモバイルアプリをチケットとして使えるのですが、ちょうどそのときソフトバンクの回線で通信障害が起こっていたらしく、ソフトバンクの人のモバイルチケット的なものが読み取れないのか何なのか、飛行機がしばらく飛ばないという事態に。仕方なく零號琴を読む。

 やっと飛ぶのですが、ずーっと読んでました。飛ぶときにライトが消えて暗くなっても読んでました。めっちゃ面白いです。お腹が空いたのでフライトの後半はどら焼き食べたあとぼーっとしてましたけど。行きと比べて慣れてリラックスできてました。

 14時50分ごろ発の飛行機だったのに、福岡空港に着いたのはけっこう遅かった気がします。博多駅に着いたのが18時半くらいだったので。

 ちなみに東京にいる間は完全にリラックスしていて、多分夢か竜宮城に来ていたイメージだったのですが、博多駅に着くと完全にいつもの感じに戻りました。日常だ。

 

 地元に駅に向かい、親に迎えに来てもらい、家には9時に着きました。

 日常感半端ない家で、「おみやげだよ」と出した空港で買ったキットカットとおかき、その夜のうちに全部食いつくされました。食べるの好きな家族だな!

 荷ほどきもご飯の前に済ませて、お風呂にもじっくり入って、安心しました。どっと出る疲労

 今日はそんなに疲れてないです。むしろ東京思っていたよりも相性がよかったです。また行きたいなあと思います。今回泊まったホテル、本当によかったので次もそこで。わくわく。

 以上です。

先月読んだ本。

 先月はわりと読んだような。

 

10月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:620
ナイス数:36

Deep Clear 「Honey Bitter」×「こどものおもちゃ」小花美穂 特別番外編 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)Deep Clear 「Honey Bitter」×「こどものおもちゃ」小花美穂 特別番外編 (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)感想
こどものおもちゃの続きが十何年ぶりに読めると今日知り、さっそくダウンロードしてみた。羽山の心中を読んだ瞬間は本当に涙が出て来た。Honey Bitterも昔ちょっと読んだことがあるけど、こどちゃ以外の多くの小花作品のトーンを強く引き継いだ、小花作品の王道みたいな作品だったので、それに合うのか心配だったけど、こどちゃも同じムードを持っていたりするので杞憂だった。直澄くんはちょっと悲しい気持ちになったり驚いたりしつつも、幸せになってほしい気持ちに。こどちゃの続きらしい明るさと苦さを含んだ内容で、大満足だった。
読了日:10月17日 著者:小花美穂
昭和元禄落語心中(3) (KCx)昭和元禄落語心中(3) (KCx)感想
以前ダウンロードした分をやっと読んだ。2巻まではさほどでもなかったけれど、八雲師匠の若いころを描いたこの巻はとてもわくわくする。隠された真相に近づくからだろうけれど。保守的な落語会と豪放磊落な助六。そして落語をもっとやりたいからと師匠に従順な菊比古(八雲師匠)。何だか辛い展開になってきた。助六には破滅の未来しか見えない。続きが気になってきた。
読了日:10月23日 著者:雲田 はるこ
或る少女の死まで (青空文庫POD)或る少女の死まで (青空文庫POD)感想
スマホで軽く読める作品を探して青空文庫で見つけた。色々気になる部分はあるが(一人目の少女の死がさらっと流されたことなど)、惹きつけられる作品だった。詩人の、作品が世に出ずに苦しい生活をする日々の、二人の少女の挙動や目を通しての清純・汚れについての思考が繊細で読みごたえがあった。現代文学慣れしているので、主人公を殺そうとした相手の額をカチ割ったのは一人目の少女だと思ってたけど違った。さすがにそれは作品の趣旨から外れてしまう。一気読みした。面白かった。
読了日:10月23日 著者:室生 犀星
ドレスドレス感想
鋭利な狂気(凶器ではなく)という印象の短編集。血は出ないし死体もない。なのに何だか自分の狂気を包む膜をそっと撫でられたような奇妙な心地がする。表題作は笑ってしまった。ラストの甲冑呼びはものすごく笑える。でも女性の流行に疎い男性の、女性の流行に対する気持ちなんて主人公が感じているもののようなものだろうなあと思った。「私はさみしかった」のいたいけな子供と大人になっての悪意や汚れとの対比は、昨日読んだ犀星の「或る少女の死まで」を思い出した。藤野可織、他にももっと読みたいなあと思った。
読了日:10月24日 著者:藤野可織

読書メーター

 

 そんなに読んでなかったですね。でも活字の本を二冊も読んでいたとは驚き。近頃全然読む環境じゃなかったですから。藤野可織の「ドレス」はとてもよかったです。

 

 今日続きを読もうと思ってる本。

零號琴

零號琴

 

 これはかるいノリだけど、かるい作品ではない予感! 何よりめちゃくちゃ分厚いし! メインらしい二人の登場人物が魅力的です。出だしは惹きつけられます。軽い気持ちだったのに、開いた瞬間から惹きつけられ、何ページか続けて読んでしまいました。続きはカフェで読んだけどちょっと集中力の問題で30頁しか読めなかったなあ。今日明日の休みで進めたいです。

 

 寒いので読書する場所が限定されますね。日曜日は出かけるのがしんどくて引きこもってしまう。だから家で本を読もうと思います。50頁くらい進められればいいなあ。

第4回文学フリマ福岡に参加してきました(出店者)。

準備1 本を作る

 イラストレーターにお世話になりまくりました。あとインデザインイラストレーターを月々プランでふた月使って、インデザインの試用期間の1週間くらいで本文を整えました。インデザイン初めてだったのですが、使い方のブログがあったのでそれにお世話になって、とりあえず形になりました。次はもっと複雑な使い方をしたい。

 

 そんなこんなでちょ古っ都製本工房さんでかなり早い段階(6月くらい?)で10日間コース(一番安い)を選び、頼みました。8月末にわが家に到着。自分の作品がぴかぴかの本になっていて喜びもひとしお。

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上の段に「わたしのバーバ・ヤガー」

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底に「はつかねずみの小説家」

 ここからが長く(なんせまだ8月)、わたしは段々だれてきます。新作書くぞとかペーパー作るぞとか言ってましたが、そんな行動は一切起こさず……。結局やる気満々になったのはイベント直前でした。

準備2 持っていくもの

 とりあえずTwitterでの宣伝はがんばりました。2~4日に一回ほどツリー形式で文フリ福岡のwebカタログのリンクがついた宣伝ツイート、お品書き、書影、ブース位置などを流しました。毎回宣伝文句は変えました。同じだとスルーされがちかなと思い。お陰でWebカタログの「気になる!」は4人ほどが押してくださっていたようでした。

 

 そして荷物の準備も早い段階からやりました。お品書きをA4用紙に印刷して、ブース位置とサークル名を貼りつけて用意、敷き布を買って端の処理をする、こまごまとした荷物のリストアップ。リストアップにはGoogle Keepというアプリがめっちゃ役立ちました。チェックリストを作り、チェックしていくと荷物に入れ終わったものが消えていくという。

 だからチェックリストは早い段階でネットを参考に作っておき、徐々に荷物を用意して小さいスーツケースに入れてチェックしていくだけで充分でした。

 チェックリスト、備忘録的に残しておきます。

文フリ福岡事前準備

  1. 出店案内
  2. 入場証
  3. 釣り銭
  4. 筆記用具
  5. マスキングテープ
  6. テープのり
  7. はさみ
  8. ゴミ袋
  9. 値札
  10. POP
  11. 飲み物(水筒)
  12. 食べ物(あんパン)
  13. 長財布(買い物用)
  14. ミニ財布(リュックのため交通費用)
  15. ひざかけ(寒いかもしれないから)
  16. タッパー(余ったお釣りや雑貨を入れる)
  17. コインケース
  18. 敷き布
  19. POP立て
  20. 計算機
  21. スマホ
  22. モバイルバッテリー
 筆記用具は売り上げをメモするのに役立ちました。作品ごとに正の字をつけていったのですが、あとで計算が楽になりました。
 マスキングテープやテープのりは特に使わなかったけど、使う機会はありそうなので次も持っていきます。
 あんパンは匂いが少なく手も汚れずいいと思ったけど、買い忘れました。
 ひざかけはまあもっと寒い時期だったら必要だったかも。今回は会場が暖かく、パーカーすらいらなかったです。
 タッパーは雑にお札やマスキングテープ類を入れるのに使いました。
 計算機はめっちゃ役に立ちました。スマホの計算機より打ちやすく早い。
 スマホは「設営完了」的なツイートをしたり、他の人の様子を見るのに便利でした。最初の1、2時間は移動するタイミングが掴めなかったので。

当日はバタバタでした……。

 とりあえず、準備は前日までにちょこちょこ済ませていたので、翌日は起きて身だしなみを整えるだけでした。前日の内に荷物を一階に下ろしていたから安心!
 でも、思ったより時間がきつきつだったらしく、急いでメイクして髪を整えて、ばったばたで家を飛び出しました。母が駅まで送ってくれたのですが、荷物を車に乗せてくれていました。すまねえ……。
 駅からはのんびりだったのですが、電車に乗ってるうちに「設営完了」ツイートが流れてきて仰天。博多駅に着いたら思ったより早くない。地下鉄、思ったより遅い。地下鉄天神駅から出ていきなり逆方向に歩き出す。などなど様々なハプニングの中会場に着いたのは10時半ごろ。おまけに入場証をリュックから取り出して切り出すのにモタモタ。これで5分くらい損した。
 
 テーブルを見つけ、モタモタ荷物を出し、布を敷き、何にもブースデザインを考えてなかったことに気づく。とりあえず持ってきたものを置いたらこうなりました。

 

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てきとーに置いた結果、地味

 まあ、お品書きの裏で計算とかできていいかもしれんね……くらいの感じのブースです。お隣さんとかみんなさわやかでした。よかった。

一般参加者が来場。ドキドキの5時間。

 うおー人が来るー。となったけど特に見向きもされたりせずしばらくぼーっとしてました。窓際のほうに人が集まっててこっちの通路に人が来ないなーって感じで。

 でも一人、じっくり見てくださって一冊買ってくださってからテンション上がりました。ひゃほー。

 それからはけっこうどんどん買ってもらえました。場所がよかった(入り口から近い)のと、来場者がめちゃくちゃ多くて盛り上がっていたのが理由かな。550人くらい来場、と文フリスタッフさんが言っていたらしいような(500以上なのは聞こえました)。

 

 みなさん通りかかって、前が詰まってたりふとこっちを見たところで声をかけると(「どうぞ手に取ってみてください~」とか)わりと見てくれ、表紙を見て、お品書きをじっくり読んで、本を手に取り、中をじっくりあるいは飛ばし飛ばしに読んで、買ってくれる人は買ってくれました。

 女性が圧倒的に多かったです。やっぱりデザインがかわいい系だったのと、児童文学風の小説は女性に受けやすいというのがあったのかも。男性で興味を示してくれたけど、「児童文学風の小説です」と説明すると本を置いてしまったこともありました。

 「チカの街」(幻想掌編集)はわりと男性の比率が高かったというかフォロワーさん以外の男性も買ってくれたので、こういう大人向けらしい複雑さの出た作品もたくさん置いたほうが男性も寄りやすいかなあと思ったり。

 

 意外にも物おじしませんでした。最初こそ声が震えましたが、声掛けや挨拶は楽にできるようになりましたし、買ってくれなくてもがっかりしなかったし、とにかく「無」でした。買ってもらえたら嬉しかったですけどね。

 フォロワーさんにも何人かと会えてよかったです。みんないいひと!

 正直最後の1時間は飽きたような気もしていました。本は残っていたしまあまあ売れ行きもあったのですが、お隣さんとはあんまり話したりしなかったし……。話せばよかったなーと今更思ってます。売れた瞬間だけ喜んでましたが、ぼーっとしてる時間が長すぎた。

 

 取り置きの本が買われてからはあちこちうろつきましたが、ブースが気になってさーっと済ませてしまいました。こういうのがまだ慣れない証拠ですね。

 早く行かないと売り切れまくっていたので、まじで早めに回ればよかった……。

 

 そんなこんなで時間が来て、10分前くらいに片づけ始めました。片づけは簡単に終わりました。準備は皆が荷物を広げているのでうまくいかず時間がかかりましたが。それからさーっと帰りました。

19冊売れてました!

 帰ってから冊数を集計。とりあえず紙に各作品の売り上げをメモしたのですが、なかなかいい数字。疲れたのでそれだけで就寝。

 翌日、体が重くて外出する気になれないのでExcelで売上管理表を作成。自分のPCのExcel初めて使った。

 19冊売れてました。「チカの街」は完売(まあ3冊しかなかったけど)、「バーバ・ヤガー」も「はつかねずみ」も全体の3分の2くらいは売れたような。

 

 ありがとうございます。今、当日を思い出しながら色んな出来事や購入者の皆さんに感謝感謝です。初めてでこんなに売れたのは買ってくださった人のお陰です。

 次の文フリ福岡にも参加しようと思っていますが、会場が広くなるそうで色々読めないですね。でも楽しみです。

 色々片づけも済んで、このブログを書き終えたらわたしの初参加文フリは終わりです。いやー、楽しかったなあ。